3月6日から9日まで、ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション＆コンベンションセンターで「ベトナム国際木材製品・家具展示会2024(HAWA-EXPO 2024)」が開催されています。今回の展示会には、国内外の企業500社余りが参加し、木材製品、手工芸品、インテリア家具などの展示ブースが設けられています。展示会に出展している多くの企業はグリーン転換を実施しています。
サイゴン商工サービス有限会社「SADACO」社のチャン・コック・マイン取締役会会長は、同社がこの展示会で製品をPRする一方、FSC森林管理認証を取得できるとともに、温室効果ガス排出量を実質的にゼロ化するために取り組んでいると明らかにしました。
マイン氏は次のように述べました。
(テープ)
「木材加工企業にとって最も難しい課題は、温室効果ガス排出量を正味でゼロにするというベトナムの公約を実行することです。これは、木材加工企業にとって本当に大きな試練ですので、私たちは絶え間なく取り組まなければなりません」
一方、商工省所属貿易振興局のブ・バ・フ―局長は、同省が木材産業の付加価値を高める目的で、企業のグリーン転換、およびデジタルトランスフォーメーションをサポートするため、複数の政策を発布したと明らかにし、次のように語っています。
(テープ)
「商工省は、木材製造企業の連携を推進すると同時に、情報の供給、認識向上の訓練コースなどを行う方針です。その一方で、関連機関や、外国駐在ベトナム商務代表機関などと連携して、輸入国のグリーン、持続可能な開発の基準に関わる情報を把握して、国内の企業に提供します。これにより、木材製造企業が、輸入先の要求に対応できるとともに、市場にアプローチし、製品を輸出できるようになるでしょう」
ベトナムの木材産業は今年1月に約15億ドルの収益を上げました。多くの木材製造企業は生産能力の約80〜90％を回復しており、一部の企業は2024年4〜5月までの注文を受けました。このことは、ベトナムは、木材のグローバルなサプライチェーンの重要な一部であることを示す証であるとされています。