幹部の評定、異動の基礎になる信任投票

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(VOVWORLD) -17日、ハノイで、第13期ベトナム共産党中央執行委員会の中間会議が3日間の議事日程を終え、閉幕しました。
幹部の評定、異動の基礎になる信任投票 - ảnh 1第13期党中央執行委員会の中間会議の閉幕式に参加した党と政府の指導者
(写真:VGP)

今回の会議における重要内容の一つは第13期党政治局と書記局の局員に対する党中央執行委員会の信任投票です。党中央委員会が党政治局と書記局の局員に対する信任投票を行うのは今回が初めてではありません。しかし、先頃、政治局が規定96号を発布したことにより、今回の信任投票は単に幹部を評価するだけでなく、人事異動にも利用されます。

第11期、第12期党中央委員会でも党政治局と書記局の局員に対する信任投票が行なわれました。党中央組織委員会所属党組織担当局のグエン・ドゥク・ハー元局長は「前回に開かれた党政治局と書記局の局員に対する信任投票が効果的に実施されてきた」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「党中央委員会が政治局と書記局の局員に対する信任投票を行うのは職権に対する幹部の責任感の向上につながっています。これは幹部を評価するための重要な措置となります。信任度で『高い信任』を得る幹部は仕事にさらに取り組む一方、『低い信任』の場合、その幹部は反省しなければなりません」

前回と違って、今回の信任投票は、指導者および管理職の信任投票に関する党政治局の規定第96号に基づき実施されました。政治局の規定第96号によりますと、信任度で「低い信任」の割合が2分の1以上~3分の2未満の幹部は、昇進対象者リストから除外されるだけでなく、現職の解任または転任・辞職の検討対象ともなるということです。

信任度で「低い信任」の割合が3分の2以上の幹部に対しては、任期満了を待たずに、現職を解任したうえで、より低い役職に配置換えします。中央党機関の科学評議会のブー・バン・フック副会長は次のように語りました。

(テープ)

「政治システムにおける指導者および管理職の信任投票に関する政治局の規定第96号は新しい点があります。これまでの信任投票が幹部を評定するための参考資料にとどまっていましたが、これから、信任投票は人事異動にも利用されるということです。これにより、信任投票の役割が大きく高まっています」

ほかに注目すべきことは、政治局の規定第96号に指導者や管理職本人だけでなく、その配偶者や子供が国家の法律と政策を遵守するかどうかに関する要素も追加されたことです。全国民は第13期党政治局と書記局の局員に対する信任投票がよい結果を収めることを期待しています。ある市民の話です。

(テープ)

「後任の人事問題に関する準備は非常に重要な意義を持っています。信任投票を行うのは人材の選定に役立つと思っています」

今回の党中央執行委員会の中間会議で、委員らは責任感を持って、信任投票に参加してきました。これは清潔で強靭な党建設に寄与すると評されています。

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