中期の国勢調査 開発政策を方向付けるための重要な基盤

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(VOVWORLD)  4月1日、国内の63の省・市で中期の国勢調査が開始されました。1か月にわたり、行われる国勢調査はこの5年間の人口増加状況や人口統計学に関する重要な情報を評価し、今後の人口・住宅計画の作成に貢献することが狙いです。

国勢調査と統計調査は、社会生活統計指標を計算し、社会経済状況に関する報告書を作成するための主要な情報源の 1 つです。また、この中期調査は2023年2月15日、公布された首相の決定3号に基づき、行われるものです。

社会経済開発計画の実施状況を評価するための基盤

この国勢調査は2019年と2029年の2つの国勢調査の中間に行われ、2021年~2025年期の社会経済開発計画の実施状況を評価し、2026年~2030年期の社会経済開発計画を作成するとともに、政府が公約した国連のミレニアム目標の実施を監視するための基盤となります。統計総局のデータ収集・統計情報技術応用局のブ・ティ・トゥ・トゥイ局長は次のように語りました。

(テープ)

「この調査は今後の社会経済開発政策の作成に役立つ人口の状況、および人口の質に関する詳細な情報を提供します。2019年の国勢調査も社会経済開発に役立つ重要な情報を提供し、人口構造の黄金期における社会経済開発やジェンダーバランスの確保に関する勧告を出しました」

ベトナム在住外国人 はじめて調査対象

今回の国勢調査の新しい点はベトナム在住外国人に関する情報を収集することです。統計総局のデータ収集・統計情報技術応用局のカオ・バン・ホアイック副局長によりますと、ベトナム在住外国人に関する情報の収集は統計指標を作成するための基盤となり、ベトナムに住んでいる外国人の規模や社会経済状況、人口統計学の特徴を評価するための貴重なデータを提供します。これにより、ベトナム在住外国人向けの政策を効率化し、社会経済開発に対する外国人の貢献を促進することができるとしています。外国人の調査には10の質問が含まれ、性別や、年齢、国籍、出生地、移動状況などに関連します。当局者は通訳を通じての直接的な方式、および調査票による間接的な方式で行います。調査票は英語、フランス語、ロシア語、中国語、日本語、韓国語に翻訳され、誰もベトナム語ができない外国人の家庭に届けられます。

2019年の国勢調査によりますと、ベトナムの人口は9620万8984人で、人口構造の黄金期にあるものの、高齢化スピードが速くなっていることが分かりました。

なお、今回の国勢調査の結果は今年12月に発表されます。これは2021年~2025年期の社会経済開発計画の実施状況を評価するだけでなく、第14回党大会、および第15期国会が2026年~2030年期の社会経済開発計画を作成するためのものでもあります。また、国連のミレニアム目標の実施を監視するための重要な基盤になるとしています。

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