統計総局によりますと、今年の3月にベトナムを訪れた外国人観光客数は約160万人に達し、年初からの最高値を記録しました。これにより、第1四半期にベトナムを訪れた外国人観光客数は約464万人に達し、昨年同期と比べ72％増加し、新型コロナウイルスパンデミック前の2019年と比較して3.2％増加しました。これは、ベトナムのビザ政策の緩和と観光促進プログラム、政府および観光企業などの努力を反映しています。

ホーチミン市を訪れる外国人観光客

今年の最初の3か月間、ベトナムを訪れた外国人観光客数は毎月150万人以上に達し、増加傾向にあります。東北アジアの観光客市場は依然として力強く成長し、国際観光の回復を牽引しています。東南アジアおよびヨーロッパの市場、特に一方的なビザ免除措置を受けている国々からの市場も好調に成長しています。

さらに、この数か月間、世界の高級クルーズ船である「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」や、「セレブリティ・ソルスティス」、「ウエステルダム」などが北部クアンニン省ハロン湾や中部トゥアティエン・フエ省、ダナン市、南部バリア・ブンタウ省など多くの地方に寄港しました。これは、観光業の成長に大きく貢献しています。

また、ベトナムはインドの富裕層を含む多くの外国人にとって人気のあるウェディングデスティネーションとなっています。今年の最初の3か月間だけで、ダナン市内の高級ホテルでは数十の国際結婚式が開催され、数千人のゲストが参加しました。年末までに、数十のカップルがこの都市で結婚式を挙げる予定です。

ダナン市観光局のグエン・ティ・ホアイ・アン副局長は次のように述べています。

（テープ）

「現在、ダナンは自然景観とインフラ整備を活かし、ウェディングツーリズムの理想的な目的地として発展することができます。私たちはウェディングツーリズムの開発計画を作成し、『ダナン・幸せの始まりの場所』というメッセージを伝えたいのです。今後、ウェディングツーリズムの人気のある目的地であるダナンのブランドを徐々に構築し、ウェディングツーリズムが市の高品質な観光商品の主要なものの1つになることを望んでいます」

これらの前向きな兆候により、ベトナムの観光業界は残りの数か月間も成長を続け、年内に1700～1800万人の外国人観光客を迎えるという目標を達成できるよう期待しています。