これまでの経験を見ますと、各レベルの党大会は党全体と社会全体に大きな影響を与える重要な役割を担っています。
クアンガイ省党大会 |
全国に先駆けて開催
今回のクアンガイ省党大会は、単に5年間の成果を振り返り、今後の発展方針を示すだけではありません。党建設における「革命の拠点」としての同省の地位を改めて示す重要な意味を持っています。
クアンガイ省では、816の基層党組織と省党委員会直轄の100の党組織で事前に大会を成功裏に開催しており、全国で最も早く準備を整えた地域の一つとなりました。
同省党委員会のブイ・ティ・クイン・ヴァン委員長は、今後の発展について次のように語りました。
(テープ)
「合併により新しくなったクアンガイ省は、面積で全国第5位の規模となりました。海洋開発の豊かな条件に恵まれ、国境から海岸まで東西を結ぶ地理的な優位性があります。工業発展を目指す方針は一貫しており、積極的に投資家を誘致し、各分野の戦略を構築しています。ズンクアット製油所を中心とした石油化学工業やその関連産業が、今後の発展の新たな原動力となることを期待しています」
全国規模での政治活動の始まり
今回の大会は、クアンガイ省だけでなく、全国に波及効果をもたらす重要な政治イベントです。今後続く各省市の党大会の幕開けとなり、活発な政治的な機運を全国に広げています。
この動きは、国が持続的に発展するために、各地方がそれぞれ成長の拠点となる必要があることを示しています。そのためには、清廉で強固な指導力を持つ党組織が不可欠です。
今年2月にトー・ラム書記長は、この時期の各レベル党大会が特別に重要な意義を持つと強調しました。党全体、国民全体における大規模な政治活動であると同時に、来年の第14回党全国代表大会を成功させるための重要な準備でもあります。
より大きな視点で見ますと、この一連の活動は、ベトナムを発展、繁栄の新時代へと導く政治的な基盤を築く重要な要素となっています。
党政治局の指示でも、現在の各レベル党大会は、国が各分野で大きな成果を上げ、全国民の団結が強まり、党への信頼が高まっている状況下で実施されると強調されています。
第14回党全国代表大会は来年2026年初頭の開催予定です。今回から始まる省・直轄市レベルの党大会は、中央が掲げる目標の達成に向けた重要な節目となります。