Shinec Nam Cau Kien工業団地の全景(写真提供:Shinec Nam Cau Kien工業団地) |
この工業団地は管理と持続可能な開発のため、DX=デジタルトランスフォーメーションを推進しています。
Shinec Nam Cau Kien工業団地には果樹園や池などがたくさんあることから、ここに入ると、エコツーリズムの観光地に迷い込んでしまったような感じをしています。この工業団地の総面積263ヘクタールの中に工場などが建設された面積は170ヘクタールで、工業団地総面積のおよそ70%を占め、残りは公園、緑地、共有地、交通インフラが整備されたものです。
現在、日本、韓国、オランダ、イタリア、香港、シンガポール、中国など世界60の国と地域からの投資家はNam Cầu Kiền工業団地に入居しています。現時点で、Nam Cầu Kiền工業団地の入居率は100%に達しており、第二段階の建設が行われています。
フアム・ホン・ディップ会長 |
Nam Cầu Kiền工業団地の投資主であるShinec株式会社の代表取締役であるフアム・ホン・ディップ会長は、次のように語りました。
(テープ)
「デジタルトランスフォーメーションは労働生産性や管理活動の効果向上に重要な役割を担っています。特に、国内外の企業およそ100社が入居している工業団地を管理している弊社にとって、その役割はさらに重要です。顧客の要求に応えるため、専門的業務能力の高い人材のほか、デジタル技術の導入は欠かせない要素となっています」
Shinec Nam Cau Kien工業団地でデジタル化が初めて推進されたのは2018年のことでした。この工業団地で、DXが適用されるカテゴリーがすべて同一のプラットフォームで集積されていることから、工業団地の管理委員会は従業員の勤務活動の管理、評価と工業団地の運営活動を容易に指導できるようになります。先ほどのNam Cầu Kiền工業団地の投資主であるShinec株式会社の代表取締役であるフアム・ホン・ディップ会長はさらに次のように語りました。
(テープ)
「管理、運営活動にDXを導入することはShinec Nam Cau Kien工業団地におけるイノベーションと持続可能な開発事業の最初の一歩だと言えます。ソフトウエアを通じて、管理技能をマスターすることにより、私たちは生産活動と従業員の管理、企業の指導を効果的に実施できるようになりました。私たちはShinec Nam Cau Kien工業団地だけでなく、全国でエコ工業団地を拡大するつもりです」
インドネシアの代表団はShinec Nam Cau Kien工業団地を施設している |
現在、Shinec Nam Cau Kien工業団地はDXの導入に成功する一例となってきました。インドネシア産業省所属工業局のヘル・クスタンノ局長は次のように語りました。
(テープ)
「緑あふれた工業団地に多くの企業が生産活動を行う光景を見て驚きました。この工業団地はデジタル管理システムを通じて、スムーズに運営されています。このようなエコ工業団地の建設に対するベトナム政府の政策と公約を高く評価しています」
今後、Shinec Nam Cau Kien工業団地は工業団地の管理システムをさらに改善するため情報技術の更新を進める方針です。