1945年誕生:デジタル時代のラジオ放送

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(VOVWORLD) - 民族と共に80年の道のりを歩んできたVOVベトナムの声放送局は、単に歴史の証人であるだけでなく、今、新たな行程に立たされています。
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ラジオ放送がデジタル時代に入り、現代的な考え方、先端技術、そしてリスナーからのより厳しい要求に直面しているからです。技術的な転換にとどまらず、VOVの変化は、指導者の考え方から制作方法、技術基盤からコンテンツの位置づけに至るまで、全面的な変革です。

デジタル時代において、ラジオ放送は日々現代化し、デジタル技術やAIの支援を受け、絶えず、より持続的に動いています。デジタル時代に入っても、VOVは新しい表現方法、新しい考え方、そして現代のリスナーからの新しい要求を持っている。VOVにとって、これは技術だけでなく、考え方、やり方、リスナーへのアプローチにおける大きな転換となっています。従来型のメディアだったラジオ放送は、次第にスマートで柔軟、現代的なプラットフォームへと変わりつつあり、デジタルな生活のリズムと共にあります。VOVの従事者たちはこれを「飛躍の時代のラジオ放送」と呼んでいます。

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VOVの番組制作・アーカイブセンターのグエン・ナン・カン副所長は、同局でのデジタル化はかなり早い時期から始まったと明らかにし、次のように述べています。

(テープ)

「2004年には、私たちはすべてのラジオ番組をコンピューターネットワーク上で制作し、音声ファイルを移行しました。現在、制作工程の100%がデジタル環境で行われています。私たちが引き続き行っているのは、運営や活動方法の転換であり、インターネット、ソーシャルメディア、モバイル機器といった新しいプラットフォームにもラジオ番組を届けることです」

VOVの重要な進展の一つは、数十万時間にも及ぶ貴重な音声を含む歴史資料のデジタル化となっています。デジタルトランスフォーメーションと技術応用の強化と並行し、VOVはコンテンツ制作の活動全体を再構築してきました。現在のスタジオはもはや閉鎖的な空間ではなく、マルチメディア集積センターとなっています。

1945年誕生:デジタル時代のラジオ放送 - ảnh 3VOVのブー・ハイ・クアン副総裁

VOVのブー・ハイ・クアン副総裁は、次のように語っています。

(テープ)

「スタジオでは、記者は録音、録画、ライブ配信を同時に行うことができます。従来型のラジオとYouTube、Facebook、またはソーシャルメディア上のアプリで同時に配信します。これにより、1つのニュースがわずか数分で何百万人もの視聴者に届き、その後、いつでもどこでも聞き返すことができます」

技術の変化はまた、ラジオ放送局の従事者に新たな要求を突きつけています。彼らは、音声、画像、さらにはユーザーデータでストーリーを語るマルチタスクのジャーナリストなのです。VOV時事局のハン・ガー時事課長は、次のように語っています。
(テープ)

「ラジオ放送がデジタルに転換する時、私たちは聴衆が聞きたいものを作り、彼らを魅了するストーリーを語らなければなりません。これは、以前のようにラジオで感動的な自分の声で終わるのではなく、彼らを引き留め、引き続き聞いてもらうための他の要素を加えなければなりません」

コンテンツと人材の転換と共に、技術基盤もまた、ラジオ放送が新しい環境で飛躍するための重要な柱であるとされています。VOVのブー・ハイ・クアン副総裁によりますと、現在の技術インフラは従来型のラジオ放送に供するだけでなく、マルチプラットフォームでの放送に十分な柔軟性が必要だとのことです。

(テープ)

「従来型のラジオ放送には良い音声と安定した電波が必要なだけでしたが、ライブストリームを行い、YouTubeにビデオをアップロードし、TikTokやソーシャルメディアに投稿するクリップのためにコンテンツを編集するとなると、システムは音声、画像、グラフィック、ユーザーデータをリアルタイムで処理しなければななりません。これは、処理プロセスが非常に速く、相互連携し、間違いがないことを要求します。1秒でも間違えたり、1分でも遅れたりすれば、聴衆はもう追いかけてくれないからです」

VOVが政府から国家デジタルラジオ放送プラットフォームの構築を委託されたことは、現代のメディアエコシステムにおけるVOVの柱としての役割を明確に示す証拠となっています。そこでは、ラジオ放送は、新しい姿になっても、信頼、繋がり、そしてあらゆる時において国と共に歩むという使命を保ち続けています。

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