グリーン農業向けのテクノロジーを開発する学生

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(VOVWORLD) -先日、ホーチミン市工業大学在学中のある学生グループは、エコハウスと呼ばれる「グリーン農業ソリューション」プロジェクトを公表しました。このプロジェクトは、農民に対し農業への技術導入をサポートするためものです。
グリーン農業向けのテクノロジーを開発する学生 - ảnh 1

プロジェクトの製品はIoTモノのインターネット技術を活用する小さなデバイスです。この装置は、畑に設置し、温度、湿度、土壌の水量、養分状態、NPK含有量、pH水素イオン濃度などの重要な指標の制御を統合したスマートフォンの遠隔操作ソフトウェアと組み合わせ、栽培日記を付けてくれます。この装置の使用は生産性の向上、電気と水の節約などに役立ちます。

プロジェクトのリーダーは次のように明らかにしました。

(テープ) 

「私たちはベトナム南西部で生まれ育ちました。農作業に従事したことはありませんが、農民の大変さ、および農作業の方法を十分に理解しています。ですから、農民の皆さんのお役に立てればと、このプロジェクトを思いつきました」

グリーン農業向けのテクノロジーを開発する学生 - ảnh 2

「グリーン農業ソリューション」プロジェクトの担当者らは、南部メコンデルタ地域の出身者でありながら、農業に関する専門的知識を身につけるとともに、ティエンザン大学農業学部の学生のサポートを受けたことにより、このプロジェクトの発想に成功しました。現在、本プロジェクトは、南部メコンデルタ地域のティエンザン省、ベンチエ省にあるドリアン、ナツメ、ザボンの畑で試験的に実施されています。

プロジェクトの実施をサポートしたホーチミン市工業大学のタイ・ズイ・トウン講師は次のように述べています。

(テープ)

「現在、このプロジェクトは現地にある多くの農場で試験的に実施されています。成功すれば、全国各地で適用されるよう期待しています」

ホーチミン市工業大学の学生たちはさらに、バイオ製品に関わるソリューションの設計、提供を実現する計画があります。これは、ベトナム農産物の付加価値を高める目的で、農産物がどこで栽培されているか、土壌含有量はどのようになっているか、土壌に化学物質が残留しているかどうかなどの指数を公開します。

ホーチミン市工業大学のグエン・コック・クオン博士は、この構想は、食品安全、環境保護に役立つ良いアイディアであると評価し、次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、このプロジェクトの実施のため、学生たちに専門的助言を提供します。そうすることによって、研究所や大学でのスタートアップ企業、つまりスピンオフ企業が誕生し、ハイテク農業開発コミュニティに利益をもたらすことでしょう」

エコハウスと呼ばれる「グリーン農業ソリューション」を導入する農民は、農業技術者のサポートの下で、スマート農業を展開することが出来ます。

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