Hang Kenh寺へのナイトツアー |
行政当局、企業、観光協会が一体となって取り組むことで新たな推進力が生まれ、ハイフォン市は国内外の観光客にとって魅力的で、活気に満ち、個性豊かなデスティネーションへと変貌を遂げています。
2025年初めからの9ヶ月間で、ハイフォン市を訪れた観光客数は約1190万人に達し、年間計画の82%を超え、前年同期比で29%増となりました。ハイフォン観光協会のマイ・スアン・タン会長は、次のように述べています。
(テープ)
「ハイフォン観光協会は、ハイフォン市行政当局の持続可能でグリーンな観光開発戦略の展開に向けて、引き続きハイフォン市と共に取り組んでいきます。協会は企業と行政府の信頼できる架け橋として、困難の解消に貢献し、会員が新しいビジネス時代における競争力の向上をサポートしてゆきます」
観光インフラへの投資と並行して、ハイフォン市では多くの新しい観光商品が観光客に紹介されています。例えば、Hang Kenh寺の史跡や、イェン・トゥー~ヴィン・ギエム~コン・ソンなどの世界文化遺産群などを巡る探検・体験型ツアーなどです。また、ハイフォン観光協会は、他の地方の観光協会とも緊密に連携し、観光ツアーを多様化させ、観光客の体験価値を高めています。
フンイエン省観光協会のブー・マイン・タン会長は、次のように評価しています。
(テープ)
「ハイフォン市の海洋観光商品はかなり特色があり、特に『シティツアー』は、ホン河デルタの各省ではなかなか見られない特有な観光ツアーです。密接な接続とツアー・ルートの開発が、多くの機会と非常に多くの目的地を生み出しています。発展の余地は大きく、人々は親切で、交通も便利であり、ホン河デルタ全体、そしてハイフォン市の観光は、今後ますます発展していくでしょう」
ハイフォン駅、撮影スポットの一つ |
観光商品とサービスの質の向上に注力するだけでなく、ハイフォン市観光部門は、交通、運輸、デジタルサービスの各分野の企業との連携を積極的に強化し、発展の空間を拡大しています。ハイフォン市文化スポーツ観光局は、ベトナムの 配車アプリ「Grab」と連携し、アプリ上で「フードツアー・ハイフォン」バージョンを発表しました。これは、デジタルプラットフォームでのハイフォン観光プロモーションを強化し、観光商品、史跡、ハイフォン料理に関する情報を国内外のより多くの観光客に広めることを目的としています。
2025年初頭から現在までに、ハイフォン市内のカットビ国際空港は、ハイフォン ~ 韓国の首都ソウル、ハイフォン~タイの首都バンコクなど、いくつかの新しい国際線の運航を開始しました。同時に、中国、日本、シンガポール行きの路線の再開も推進しています。これは、ハイフォンへの国際客誘致を促進し、ハイフォンと地域の主要な観光拠点との距離を縮めることに貢献しています。
ハイフォン市文化スポーツ観光局のチャン・ヴァン・ゴック副局長は、次のように明らかにしました。
(テープ)
「今後、私たちはスマート観光システムをハイフォン市のスマート観光ポータルに統合し、多くの具体的なアプリケーションを用意します。これにより、観光客は自宅の電話、テレビ、コンピューター上で体験することができます。体験後、彼らはツアー、観光地を予約することができ、多くの時間と費用を節約し、安全で非常に興味深い体験を得ることができます」
ハイフォン市は、今年の観光客数を約1440万人とすることを目標としています。包括的な戦略と長期的なビジョンに基づき、ハイフォン市は北部地域のダイナミックな文化の中心地としての役割を徐々に確立し、ユネスコ国連教育科学文化機関の創造都市ネットワークへの加盟を目指しています。