ご機嫌いかがですか、皆さん。タオです。
11月が穏やかな風にのって近寄ってきましたね。毎日、ハノイの住民は、秋の一番美しい日々を過ごしていて、なんとなくこの生涯に出るのはどれほど貴重なことだと考える人が数少ないと思っています。皆さんのお住まいの町はいかがですか?
さて、先日、愛知県の滝 一仁(たき かずひと )さんからお便りを頂きましたので、ご紹介します。「こちらに日本には、犬と猫の鳴き声が出てくる歌『犬のおまわりさん』、いろいろな虫の鳴き声が出てくる『虫の声』などよく知られている歌があります。その時、貴国で聞こえる“鳴き声”を一言説明していただけるととてもありがたいです。」との内容でした。
一仁さん、いつもベトナムの声放送をお聴き頂きありがとうございます。そして、ユニークなご説明ありがとうございます。ベトナム人の耳には、犬の鳴き犬は、「ガウガウ」と聞こえ、猫は「メオーメオー」と聞こえるので、子どもたちには、そのように伝えています。さて、今日のこの時間は、一仁さんに鳥の鳴き声が出てくるベトナム戦争中の歌をお届けしましょう。
このような鳥のさえずりを聞くと、なんとなく心が浮き浮きして、明るくて楽しいことを思うように感じがします。
では、はじめに、Phuong Ngaの歌声で「コニアの木陰」(Bong Cay Ko nia)をどうぞ。
「朝、畑仕事をして、コニアの木陰を見た私
コニア木陰で私の赤い顔を覆い隠した
あなたを思ったその時だ
午後、お母さんは、畑仕事をしてコニア木陰を見た
コニア木陰はお母さんの背中を覆い隠して、あなたを思い出す
お母さんは突然泣き出した
コニアよ、風と雲はどこへ吹きだすのか」
お聴きいただいた曲は「コニアの木陰」でした。
つづいて、Lan Anhが歌う「吉報を告げる翼」(Canh Chim Bao Tin Vui) をどうぞ
「鳥よ、なぜそんなに楽しくさえずるの?
そして、翼を投げて、高くて青い空に飛び上がる
鳥よ、なにか話をしてくれ
可愛い鳥よ、ホーチミン主席に伝えて
高原地帯テイグエン地方の人々の心から、
ここを訪れてほしくてたまらない」
お聴きいただいた曲は「吉報を告げる翼」でした。
おしまいに、Anh Thoの歌声で「ピェウスカーフ」(Chiec Khan Pieu)をどうぞ
「森に、女の子がピェウというスカーフを見つけている」
と鳥たちがささやく。
そのスカーフには桃色の刺繍がある
風よ、そのスカーフをここまで運んでちょうだい
風に伝えたけれど風は、答えてくれない」
お聴きいただいた曲は「ピェウスカーフ」でした。
いかがでしたか、皆さん、今日はの鳴き声があるベトナム戦争時代の歌をお届けしました。それでは今日のリクエスト音楽はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。