バクニン省民謡クアンホ（写真：quanhobacninh.vn）

リスナーの皆さん、こんにちはお元気ですか、

タオです。

あんなに待っていた夏休みが終わり寂しい日々です。ベトナム全国での学校では、夏の活動が始まりました。皆さんのお住まいの街はいかがですか？

さて、先日、茨城県の稲葉 多佳志（いなば たかし）さんからお便りを頂きました。「私は音楽が好きなものですから、火曜日の『音楽散歩道』や土曜日の『リクエスト音楽』も楽しみにしており、時々聴いております。私は、日本人なので、ベトナムの伝統音楽や少数民族の民謡音楽などが面白く感じます。」との内容でした。

稲葉さん、いつもベトナムの声放送をお聴き頂きありがとうございます。今日のこの時間は、稲葉さんのリクエストにお応えして、ベトナム北部バクニン省の民謡クアンホをまたご紹介しましょう。

バクニン省の民謡クアンホは2009年、ユネスコ＝国連教育科学文化機関により、無形文化遺産に登録されました。民謡クアンホは男女のグループでの歌の掛け合いであり、一方のグループが歌ったら、もう一方のグループはその歌と同じメロディーに違う歌詞をつけて歌い返します。昔はクアンホを歌うのは男女のグループなので、出会いの場にもなっていました。歌の内容は恋愛や友情に関するものが一番多いです。ちょうど日本の万葉集にある相聞歌に似ていますね。

現在、バクニン省といえば日系企業をはじめ、外国企業がたくさんあり、工業団地ができていますが、もともとは、民謡の発祥地なのです。

では、はじめにThu Huongの歌声で、「魅力的な眼」（Lung Lieng）をお楽しみください。

お聴きいただいた曲は、「魅力的な眼」でした。

つづいて、Minh Thanhが歌う「誰かが帰るか」（Ai Xuoi Ve）をお送りします。

お聴きいただいた曲は「誰かが帰るか」でした。

ではおしまいは、Minh Thanhが歌う「森に鳥が36鳥の種類いる」（Ba Sau Thu Chim）をどうぞお聞きください。

お聴きいただいた曲は「森に鳥が36鳥の種類いる」でした。

いかがでしたか、皆さん、今日はバクニン省の民謡クアンホをお届けしました。それでは今日のリクエスト音楽はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。