タオです。
毎年、ハノイをはじめベトナム北部各地は、この時期に入ると梅雨の季節に入ります。皆さんのお住まいの街はいかがでしょうか？
さて、先日、福岡県の木下 裕道からお便りを頂きましたので、ご紹介します。「一弦琴ダンバウの特集ありがとうございました。 三曲共素晴らしいメロディーでとても有意義な時間でした。話は変わりますが、ベトナム伝統音楽カイルオンが聴きたいです。リクエスト音楽で流して頂けないでしょうか」」との内容でした。
木下さん、いつもベトナムの声放送をお聴き頂きありがとうございます。このほど、『音楽散歩道』と『リクエスト音楽』で、ベトナム伝統音楽カイルオンが多く流れましたが、やはり、カイルオンは、いつも人気がありますね。今日のこの時間は、木下さんのリクエストに応じて、ベトナム伝統音楽カイルオンの特集を紹介しましょう。

古典芸能のカイルオンは、ベトナム南部にあります。ドンカタイトゥの音楽とメコンデルタの民謡に基づいて形成された、ベトナム南部で生まれた一種のミュージカルです。カイルオンとは「改良」を意味し、オペラのベトナム版という感じです。子供を含めた若い世代にもこの伝統芸能の面白さを理解してもらうため、カイルオンの芸人は創意工夫をしなければなりません。

ベトナム南部では、1960年代は南部改革が最も盛ん時代であり、すべての新しい音楽を圧倒しました。その次代では、カイルオンはとても人気があり、毎日、南部住民は子どもから大人までカイルオンを見ることを楽しみにしているようです。

はじめにLe Thuyによる「おばあちゃんの故郷の香り」（Huong Cau Que Ngoai）をお送りします。

お聴きいただいた曲は「おばあちゃんの故郷の香り」でした。

ではおしまいにChau Thanh Phuongが歌う「ソンお嬢さん」(Nang Son)をどうぞ

お聴きいただいたのは「ソンお嬢さん」でした。

いかがでしたか、みなさん。今回は、ベトナム伝統音楽カイルオンの特集をお届けしました。今日のリクエスト音楽はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。