現在、多くの国内企業は製品のクオリティアップや、デザインの改良、投入費用の削減、アフターサービスの充実に力を入れ、競争力の向上を目指しています。
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「輸入品と国内製品を比べると、ほぼ同等です。また、国内製品はベトナム人消費者の嗜好に合っています。さらに、国内製品は多種多様で、価格が輸入品と比べ、リーズナブルです。私は国内製品を支持します」
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「ベトナム製品の質がかなり改善され、デザインが豊かで、価格が手ごろだと思います。国内製品を優先して使用しています」
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「個人的にはベトナム製品を使うことが多いです。ベトナム製品は際立った特性があるからです。多くの製品は高価な輸入品に劣っていません」
これまで、ベトナム企業が生産する多くの品目は市場でのシェアを確保してきました。ビナミルクやタンクオン茶、ビンファスト電気自動車、ツバメの巣などの製品はベトナム人の誇りとなっています。多くの企業は事業開発に際し、持続可能なグリーンエコシステムの保続に取り組んでいます。ベトナム薬品分野研究と生産のトップの会社であるチャファコ株式会社はその一例です。
同社のダオ・トゥイ・ハー副社長によりますと、チャファコの製品が健康に安全で、クリーンなものであるので、ベトナムの消費者に愛用されているとしています。
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「チャファコはグリーンバリューチェーンを通じて、近代的なグリーンテクノロジー使用で高品質の原材料の生産に力を入れています。また、WHO=世界保健機関のGACP=薬用植物の栽培と採取に関するガイドラインに基づく薬草栽培地域を設立し、クリーン薬用植物をつくるとともに、農民と企業にクリーン薬用植物の栽培工程を順守させることが狙いです」
「ベトナム人は率先して、ベトナム製品を使おう」運動指導委員会の統計によりますと、ベトナム製品の購買力が日増しに高まっており、消費者の90%以上はベトナム製品を優先的に購入し、75%は家族や友人にベトナム製品の購入を勧めるとしています。現在、ベトナム製品は国内企業の物流施設で90%以上を占めています。多くの企業は自社のブランドづくりに取り組み、ベトナム製品を国内生産の誇りとすることが狙いです。
ハノイ市中小企業協会のマイ・ティ・トゥイ会長は次のように明らかにしました。
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「企業は製品のデザインやパッケージの改良や質的向上に力を入れています。輸入品愛好者に、ベトナム製品の使用を奨励するため、消費者の嗜好を見極めた上で、彼らの需要に応える必要があります」
ベトナム人は以前に国内製品の使用を優先しましたが、現在はベトナム製品の使用を誇りに思っています。「ベトナム人は率先して、ベトナム製品を使おう」運動指導委員会委員長を務めるベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のド・バン・チエン議長は次のように語りました。
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「長期的に、技術の刷新やイノベーションを促進し、品質、デザイン、価格がベトナム人に相応しく、競争力があるベトナム製品を生産する必要があります。また、国際法に合致し、国内生産・消費を激励できるような政策を策定しなければなりません」
人口およそ1億人を抱える国内市場の購買力の上昇は国内企業と生産業者に製品の質的向上や科学技術の適用を促進し、消費者の信頼を得るため、尽力することを働きかける要素となっています。2030年までに、国内のショッピングセンターやスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ECサイトなどで取り扱われるベトナム製品が85%以上となるという目標が掲げられています。