ベラルーシ放送「ベトナム・ベラルーシ:友好関係が経済発展を促進」と題した特別番組を放送 |
この番組では、経済分野におけるベトナムの潜在力を取り上げ、長年の関係に基づいて、トー・ラム書記長のベラルーシ訪問が二国間関係の新たな発展段階を開いたと強調しました。
また、ベトナムを「緑の龍」、「アジアの経済の虎」と表現し、この訪問後の両国間の経済協力の展望について、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領やマキシム・リジェンコフ外務大臣、ユーリ・ゴルロフ農業食料大臣、アレクサンドル・エフィモフ産業食料大臣の発言が紹介されました。
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「ベラルーシのトラクターや機械設備の生産協力の可能性を信じています。共同科学技術プロジェクトの実施と経済開発への応用、さらに最先端技術の交換は、両国の安全保障を強化するでしょう」
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「ベラルーシはベトナムの戦略的パートナー20カ国の一つです。これは非常に貴重なことです。二国間貿易額はかなり印象的なものです」
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「ベラルーシは近い将来、ベトナム市場に牛肉を供給できるようになるでしょう。両国の利益は互いに合致しており、この問題について緊密に協力しています。私たちは、ベトナムから水産物、コメ、果物を購入しています。ベラルーシのベトナムからの輸入は輸出よりも多くなっています。これは、私たちにはまだ多くの発展の余地があることを示しています」
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「私たちが検討している生産協力プロジェクトの一つに、ベトナムでのトラクター生産があります。私たちは50馬力の製品からプロジェクトを開始します。将来的に、このプロジェクトが拡大される可能性があり、当社のトラクター工場のいかなる製品も含まれます」
トー・ラム書記長 MTZ工業団地 訪問 |
トー・ラム書記長がMTZ工業団地でベラルーシの機械工業の能力を直接視察した映像を引用しながら、この番組では、これが両国間の潜在的な協力分野になると解説しています。二国間貿易額の増加という目標の達成に向け、産業や機械製造などの協力拡大が議論され、共同声明に盛り込まれました。これは目標の現実化に大きな展望を開くとしています。ベラルーシのアレクサンドル・トゥルチン首相は「ベトナム・ベラルーシ:友好関係が経済発展を促進」という番組の中で、次のように述べています。
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「ベラルーシの専門家によれば、現在トラクター組立における現地調達率は45%です。つまり、トラクターのほぼ半分がベトナム製の部品で組み立てられることになります。これは両国の共同製品となり、地域市場での競争力を高めることを意味します」
双方関係の強化措置で合意 |
この訪問の枠内で、デジタルトランスフォーメーション、科学技術、医療、金融などあらゆる分野での一連の協力協定が締結され、地域間協力や両国の都市間協力も重視されています。
この番組では、地理的な違いにもかかわらず、ベトナムとベラルーシが共通の歴史を持ち、民族解放闘争において密接に交流し、互いに共感し合ってきたとの見解を示しました。これは重要な基盤であり、現在の段階で互恵的な経済協力の力に変換するための大きな精神的なパワーとなっています。ベトナムの指導者の訪問を通じて、多くの重要な仕事が成し遂げられ、広大な展望が前方に開かれていると結論づけられています。