ビンズオン省が近代的新都市の開発を促進 |
ビンズオン省は経済社会発展事業のバラスの確保を目指し、近年、工業発展とともに、都市インフラ整備に力を入れています。先ごろ、政府は、ビンズオン市内で1000ヘクタールの面積で新都市を建設するプロジェクトを承認しました。
このプロジェクトは、工業と都市開発分野に携わる大手企業「Becamex IDC」社が担当しています。同社は3年前、このプロジェクトの実施を始めましたが、これまで、多くの工事を完了し、ビンズオン省に大きな変貌をもたらしています。ビンズオン省人民委員会のマイ・フン・ズン副委員長は次のように明らかにしています。
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「まず、私たちは、企業や、住民、職業訓練施設などに対し、ビンズオンスマートシティの目標を説明しました。2つ目は、省内にある各大学は協力して、研究活動を集中的に行っていることです。関係各機関も、このプロジェクトの効果的実施のために、取り組んでいます。」
エコノミストらによりますと、ビンズオン省は戦略的な地理的地位があり、ホーチミン市をはじめ南部の重点的経済地区を結びつける役割を果たしています。また、工業の迅速な発展に伴い、サービス業も多大な潜在力があります。そのため、インフラ整備は欠かせないものとしています。先ほどのマイ・フン・ズン副委員長は次のように話しています。
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「わが省は、科学技術に関わる大規模な工業団地いわゆるスマート工業団地を建設する計画を立てています。これらの工業団地はIT=情報技術を含め科学技術分野に携わる企業を集めます。また、様々な手段による輸送サービスの開発や、河港整備なども進めます。これらは大きな計画です。」
ビンズオン省当局とともに、「Becamex IDC」社も様々な効果的な措置をとっています。同社のグエン・バン・フン社長は次のように明らかにしています。
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「これまで、多くのプロジェクトを提案してきました。例えば、鉄道と陸路を両立させるミフゥオク・タンクアンスマート道路や、国際空港建設プロジェクトなどです。これらは、多大な利益をもたらす見通しです。」
建設工事が始まってからわずか3年しか経っていませんが、ビンズオン新都市は大きな活力を見せています。近いうちに、この都市がビンズオン省の行政・経済・文化の中心地になり、ビンズオン省をはじめ南部各省の発展事業に積極的に貢献することが期待されています。