2021年~2030年期の開発計画と2050年までのビジョンにはビンズオン省を科学分野の人材誘致、開発、維持により世界的に競争力のある地方にし、次期に基盤をつくる」という目標が設定されました。
ビンズオン市の一角=VOV |
25年前にソンベ省が分割されて以降、ビンズオン省は開放政策を実施し、工業化、都市化や投資誘致で模範省となり、産業・都市・サービス開発が急速に進んできました。現在、ビンズオン省は外国投資誘致額でホーチミン市に次いで2番目に立ち、65の国と地域から総額370億ドルを超える4千件あまりの投資プロジェクトを誘致しています。
同省は「投資家を温かく歓迎」という方針を実施してきた結果、27か所の工業団地と12か所の産業クラスターが稼動しており、国営企業、民間企業、および外資系企業からなる産業センターは力強く発展しています。経済専門家のチャン・ズー・リック氏は次のように語りました。
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「ビンズオン省は地域連携でメリットがあり、地元の強みを将来の発展の原動力にすることができます」
一方、ベカメックス東急社の平田・周二副社長は次のように話しました。
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この25年間、ビンズオン省の適切な政策と解決策は地元の活力向上に役立ったとしています。今後、同省の指導部は2030年までの開発計画と2050年までのビジョンを通じて、新たな開発段階を開き、グリーンかつスマートで持続可能な開発を遂げる必要があるという方針を固めました。また、ビンズオン省は近代的なインフラの整備にリソースを集中させる必要があるとしています。ビンズオン省人民委員会のボ・バン・ミン委員長は次のように明らかにしました。
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「我が省はインフラ整備に投資を集中し、その中で、南部の重点経済地域を結ぶ環状道路3号、4号、ホーチミン・トゥザウモット・チョンタイン高速道路、国道13号線の拡張路線、港湾へのアクセス道路などの整備を進めます。また、ビンズオン省とカイメップ・ティヴァイ港を結ぶ鉄道やビンズオン新都市への地下鉄をとを結ぶバス路線の建設について調査を進める計画があります」
ビンズオン省にある「VSIP I」工業団地=Becamex |
また、ビンズオン省はスマートシティの建設を促進しており、企業と住民に付加価値と利益をもたらすハイテク分野や知的分野などへの投資誘致を目指しています。
ビンズオン省党委員会のグエン・ホアン・タオ副委員長は次のように明らかにしました。
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「ビンズオンスマートシティはダイナミックでクリエイティブなエコシステムと定義され、このシステムの中ですべての要素は常に革新・最適化されています。スマートシティは市民の生活水準の改善と向上を目指す最良のソリューションでもあります」
2021年~2030年期のビンズオン スマートシティの建設計画は一定の成果を収めてきました。先ごろ、ビンズオン新都市の国際貿易センターが稼動したほか、GIS =地理情報システムが導入され、バウバン県における科学技術工業団地の建設計画が実施中です。また、同省は行政改革、国際統合、貿易活動を促進しており、スマートビレッジの建設を継続しています。特に、今年4月、611の指標をクリアした22分野におけるインテリジェント・オペレーションセンターが稼動し、住民と企業向けのサービスの改善が図られています。
ビンズオン省の行政当局と住民は2020年~2025年期の党委員会大会が設定した「スマートで文化的な近代的都市づくりの方向に沿って持続可能な開発を遂げるビンズン省の建設に取り組み、2030 年までに、ビンズオン省は近代的な産業の中心地、2045 年までに、地域と国のスマートシティになる」という目標の実現に絶えず努力しています。