バリアブンタウ省、労働力の質的向上を促進

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(VOVWORLD) - バリアブンタウ省は南部重点的経済区に位置し、精油や、ロジスティクス、化学物質生産、港湾など複数の先端経済部門があります。地元の経済開発や、投資誘致を目指し、同省は労働力の質的向上に力を入れています。
バリアブンタウ省は57万5000人の労働者が各企業や、工業団地などで働いています。その中で、工業分野はその人材の37%以上、農業は20.5%、サービス業は42.4%を占めています。訓練を受けた労働者の割合は80.8%、卒業証明書を持つ割合は33.8%です。その労働力は省内で事業活動を行っている企業の需要を満たしています。特に、省内の各企業の労働生産性は高い水準にあります。
バリアブンタウ労働局のチャン・クオク・カイン局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「労働力の質は高いのです。また、国内各地と比べ、訓練を受けた労働者の割合も高い水準にあり、企業の需要を満たしています。これは、指導部が定めた『2025年をめどに卒業証明書を持つ労働者の割合を35%に、そして、2030年をめどに43%にする』という目標が効果的に実現されていることによるものです」
近いうちに、精油や、製造業、IT情報技術、自動化をはじめあらゆる分野で、労働力に関する企業の需要が急増すると予測されています。したがって、省内の労働力はその需要を満たすことができない恐れがあります。
それに加えて、去る11月に、バリアブンタウ省人民評議会(地方議会)は2050年を視野に入れた2021~2030年期における地元の経済社会開発計画を修正しました。これによりますと、2030年に、省内の工業団地は24か所に増加する見通しです。
また、バリアブンタウ省は近代的な技術を使用する大規模な投資プロジェクトを優先的に誘致し、ロジスティクスセンターを建設する方針です。そのため、訓練を受けた労働力に関する需要が激増する見込みです。
こうした中、企業と省内の経済社会開発事業の労働力に関する需要を満たすことを目指し、バリアブンタウ労働局は地元の職業教育施設に対し、企業の需要を踏まえ職業訓練の内容と形式を刷新するよう指示しています。
また、英語や、IT、ソフトスキル教育を強化することも要請しています。特に、労働局は省内の先端経済部門に労働力を十分に提供するため、各教育施設に対して、中・高等レベルで4000人の学生の育成を要請しています。バリアブンタウ大学のグエン・ティ・ホアイ・フゥオン学長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「この1年間、特に、新型コロナが収束してから、私たちは教育の方向性を転換し、企業の需要・要求に従って教育・訓練を進めています。昨年初めから、教育カリキュラムを刷新し、企業とともに教育・訓練契約書を結び始めました。また、企業とともにカリキュラムを定めます」
バリアブンタウ省、労働力の質的向上を促進 - ảnh 1ロンソン精油所の技術者

バリアブンタウ省の行政府は日本や、韓国、国際組織、省内で事業活動を行っている企業と連携して、職業訓練を行う方針も打ち出しました。

これは、熟練した労働者の育成や、ASEAN地域の基準に合致する労働力に関する基準づくり、労働者の能力の正しい評定などを目指す措置です。

先ほどのチャン・クオク・カイン局長は次のように述べました。

(テープ)

「今後の省内の経済社会開発計画に労働市場開発を目指す支援措置を盛り込む必要があります。また、熟練した労働力の誘致、労働者の能力向上、農業労働力の工業・サービス部門への移動、肉体労働から頭脳労働への転換、デジタルトランスフォーメーション促進なども重要な課題です。さらに、労働分野の需給のバランスの確保、企業の需要把握、新規プロジェクトに関する情報提供、労働力の確保なども欠かせません」

バリアブンタウ省は、国家の海洋経済センターになるという党政治局の決議24号が定めた目標実現を目指し、人材育成や、その質的向上、労働力の確保を重視し、最も重要な任務の一つと見なしています。そして、この目標が達成できれば、同省は競争力を高め、投資家をさらに引き付けるようになるでしょう。

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