現在、バリアブンタウ省は、全国のFDI総額の10%を占めており、FDI誘致の面で63の地方で4位に立っています。平均投資額は1件のプロジェクトにつき8670万ドルに達し、比較的に高い水準となっています。FDIプロジェクトは主に、日本や、韓国、アメリカ、カナダ、オランダ、シンガポールなどの企業によるものです。
同省は、投資振興を促進しながら、進捗が遅いプロジェクトの許可証を断固として回収するという措置をとっています。これは、効果を上げるプロジェクトの便宜を図るものとみられています。これに関し、バリアブンタウ省人民委員会のグエン・タイン・ロン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「党の行政当局は進捗が遅いプロジェクトの処理に関する具体的な規定を発表しました。これは、公開・透明・平等という原則で履行されます。すべての情報は人民委員会の電子ポータルで公開されています。」
実際、この措置は、投資プロジェクト用の土地の面積増加や、能力のある投資家の選択などに役立ち、投資家の好評を得ています。韓国の企業「ヒョースンケミカル」社のチョイ・ユン・ギョ社長はこれを高く評価し、次のように語りました。
(テープ)
「投資許可書を取得して、うれしいです。10年前に、ベトナム進出を始めましたが、現在実施されているプロジェクトを準備するために4年間かかりました。その準備プロセスに、地元行政府の効果的な支援を受けましたよ。」
バリアブンタウ省党委員会のグエン・ホン・リン委員長によりますと、現在の措置により、バリアブンタウは能力のある投資家にアプローチできるようになっています。2018年に誘致された36億ドルのFDIの全額は省内の優先対象に合致するものとしています。リン委員長の話です。
(テープ)
「わが省は、将来の発展需要を満たす環境にやさしい方向に沿って、投資プロジェクトを選択しています。中でも、省内の持続可能な発展と環境保護を両立させるものは優先対象となります。」
今後、バリアブンタウ省は、カイメップハ・ロジスティクスセンターや、マリナシティ・トゥアンチャウ観光地、ゴガン新都市建設などのプロジェクトを行う予定ですが、現在とられている効果的な措置により、これらのプロジェクトも成功を収めることでしょう。