ニントアン省が1992年4月1日に誕生して以来、同省の党委員会、行政当局、および住民は、様々な課題を克服し、複数の成果を収めてきました。ニントアン省は、すべての潜在力やメリットを活用し、試練を好機に変えて2025年までに、周辺地域とベトナム全国で発達著しい地方になるように取り組んでいます。
写真提供:TTXVN |
2020年~2025年任期の第14回ニントアン省党委員会代表大会の決議は、革新、創意工夫を推進し、海洋経済を迅速かつ持続可能な経済開発の原動力と見なし、ニントアン省を周辺地域と全国で発達著しい地方に発展させることを明記しています。同省は、潜在力やメリットを活用し、交通インフラ整備を行い、クリーンエネルギー、再生可能エネルギーの発電所に適した土地の選定や国内外の投資誘致チャンネルの連携を強化する方針です。ニントアン省は、2030年までに、全国におけるクリーンエネルギー、再生可能エネルギーの開発の中心地を目指しています。
ニントアン省商工局のボ・ディン・ビン局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ニントアン省は、再生可能エネルギーとクリーンエネルギーを開発する大きな潜在力があります。例えば、年間を通じた日照量の多さは太陽光発電の開発に適しているということです。また、風速は一秒あたり6.5~9.5mと風力発電の開発にとって大きな潜在力があるとされています」
ブドウをハイテク農法で栽培する
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他方、ニントアン省は、デジタルインフラ開発、同省、または周辺各省のビントアン省、カインホア省、ラムドン省への国際線の運航を優先的に行う方針です。ニントアン省交通運輸局のグエン・バン・ビン局長は次のように語っています。
(テープ)
「現在、交通運輸省は、ニントアン省を通過する南北高速道路の建設を行っています。同時に、ニントアン省は、2022年11月に高速道路とカナ港湾を結ぶ約22.5kmの道路の建設に投資を行いました。この道路は、重点経済地域開発に役立つ戦略的道路になります」
さらに、ニントアン省は2050年を見据えた2021年~2030年期の土地区画整理を集中的に行うとともに、経済の再構築と成長モデルの刷新を両立させて実現し、海洋経済、農業生産、再生エネルギー開発、加工産業、観光、都市経済などにおいて突破口を開く方針です。同時に、ハイテク農業を先端的経済部門に発展させ、質の高い農産物の生産地を形成し、2025年までに、1000ヘクタールにおよぶ3か所ないし5か所のハイテク農業地区の形成に取り組んでいます。
ニントアン省農業農村開発局のダン・キム・クオン局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ニントアン省党委員会の第14回大会の決議を実現して、農業農村部門は、農業生産に先進的科学技術を応用しています。特に、農業生産過程においてバリューチェーンの開発を促しています。ニントアン省は31か所の大規模な農地を形成するほか、69のOCOP一村一品の製品を設定し、企業と連携して農民の農産物の消費をサポートしています」
手付かずの美しい自然風景に恵まれるニントアン省は、観光開発に注力しており、ベトナムの魅力的な観光スポットになることを目指しています。同時に、ニントアン省は、行政手続きの改革、投資環境の改善、省レベル競争力の向上を継続し、企業と住民に好ましい条件を提示しています。
ニントアン省人民委員会のチャン・コック・ナム委員長は次のように語っています。
(テープ)
「ニントアン省は、他の地方と比べ、いまも多くの課題に直面しています。しかし、政府の関心と支援のお陰で、ニントアン省の党委員会と住民は団結して、徐々に課題を克服できるようになっています。その一方で、ニントアン省は、国内と世界の新しい条件に対応できるように思考と行動を革新する方針です」
ニントアン省の党委員会、行政当局、人民軍は、さらに努力し、さらに団結して、これまでの経験と成果を活用するとともに、主体的に創意工夫を凝らし、困難や試練を乗り越え、2025年までに周辺地域とベトナム全国でも発達著しい地方になるという目標の達成に取り組んでいます。