チエンハック(Chieng Hac)村タ(Ta)集落に至るまでの坂道に通行者の疫病対策の遵守状況を監視するためチェックポイントが設置されています。毎日、延べ数百人がここを通過しますが、全ての人々は、マスク着用などの予防対策の徹底を呼びかけられています。疫病対策担当班2号の一員である、ムア・ア・ゼンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「疫病対策担当班2号は、3つのグループから構成されています。それぞれのグループは毎日交代でやります。不要不急の仕事で村に行こうとするよそからの人は村に入ってはいけません。」
タ集落の疫病対策担当班は、拡声器を通して、疫病対策に関わる公文書を宣伝する一方、それぞれの家に行って、疫病対策の遵守、自己医療申告、在宅での健康診察方法などを宣伝し、働きかけました。
疫病対策担当班の一員であるムア・ア・ルさんは次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、住民の家に行って、感染地域で就労している出稼ぎ労働者である親戚の人がいる場合、疫病の感染拡大を防ぐために、その出稼ぎ労働者に帰省させず、そのままそこに滞在するよう説得して欲しいと働きかけます。もし、どうしても感染地域から戻ってくる人がいる場合、医療申告をして、隔離施設に入所しなければなりません。」
現在、モクチャウ県には、約2000人のメンバーを擁するおよそ700の疫病対策担当班が活動しています。これらのメンバーらは、現地住民であり、宣伝活動に積極的に参加した人たちです。モクチャウ県チエンハック村人民委員会のビ・バン・ビエン委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「地元の行政当局は、新型コロナ対策担当班を発足させました。新型コロナ対策担当班のメンバーらは、疫病対策の宣伝や、よそから来た人々への検査などを良好に実現しています。こうしたやり方は、疫病の感染拡大の抑制に貢献し、現地住民からの支持を得ています。」
コミュニティにおける新型コロナ対策担当班は、自らの役割と責任を果たして、地元での疫病対策作業の効果向上に貢献することでしょう。