「ベトナムの国家遺産の樹木」、ソンラン省のシャントゥエット茶の木

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(VOVWORLD) -北部山間部ソンラ(Son La)省バンホ(Van Ho)県トムア(To Mua)村には、現在でも樹齢何百年を超えるシャントゥエット茶の木が生息しています。先ごろ、ベトナム遺産樹木評議会は、これらのシャントゥエット茶の木を調査し、評価した上で、「ベトナム国家遺産の樹木」リストに登録しました。
「ベトナムの国家遺産の樹木」、ソンラン省のシャントゥエット茶の木 - ảnh 1樹齢何百年のシャントゥエット茶の木

ところで、シャントゥエット茶は、中国由来の貴重なお茶であり、ベトナム山間部で栽培されています。このお茶の木は、高さ数メートルにもなり、お茶の芽は大きく、表面には雪のような白いうぶ毛があるところから、雪のようだということで「トゥエット」つまり「雪の茶」と名付けられたのです。雪茶にお湯を注ぐと、かすかな香りが立ち、お湯がハチミツ色になります。

お茶の収穫時期は年3回ありますが、気候が安定している年ならば4回の時もあります。最初の収穫期は、旧暦2月と3月で、お茶が一番美味しい時期と言われています。

ベトナム遺産樹木評議会のレ・フイ・クオン技術担当は次のように明らかにしました。

(テープ)

「ソンラ省にある全てのシャントゥエット茶園、特に、樹齢何百年のシャントゥエット茶の木はいつも美しく見えていますよ。これらの樹齢何百年のお茶の木は、ベトナムの国家遺産の樹木として認められる価値があります。シャントゥエット茶の木の茶園では、茶葉の収穫の他にも、樹齢何百年にもなるお茶の木を観賞できるエコツアーに発展する可能性もあります。」

「ベトナムの国家遺産の樹木」、ソンラン省のシャントゥエット茶の木 - ảnh 2

また、樹齢何百年に上るシャントゥエット茶園を所有しているハ・バン・ソンさんは、次のように語っています。

(テープ) 

「これらのシャントゥエット茶の木は約200年前にを植えられました。我が家が所有している茶園には100本以上がありますよ。」

トムア村のシャントゥエット茶の木は標高1500mの山間部に植えられています。現在、この地方では、お茶の加工工場が建設され、シャントゥエット茶の木の栽培、経営生産規模を拡張する方針です。

フンファットお茶会社のブイ・スアン・ホン取締役会副会長は次のように述べました。

(テープ)

「シャントゥエット茶は、健康保護にとって良い飲み物の一つです。ですから、毎年、お茶の収穫期になると、当社は、お茶の栽培業者からお茶を買い付けます。大量のお茶を加工し、出荷していますよ。」

他方、バンホ県農業農村開発室のタイ・バ・シン室長は、次のように明らかにしました。

(テープ)

「シャントゥエット茶は、バンホ県の特産物と言えるでしょう。今後も、私たちは、地元のOCOP=一村・一品の製品にシャントゥエット茶を選ぶ方針です。その他、内外からの観光客が樹齢何百年のシャントゥエット茶園を観賞できるように、エコツアーを発展させるつもりです。」

トムア村のシャントゥエット茶の木は、現地住民に安定した収入源をもたらす主要な植物となっています。

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