ソンラ省の青年スタートアップをサポートする推進力

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(VOVWORLD) -ベトナムでは、青年にとってスタートアップは新しいお話ではありませんが、スタートアップを立ち上げるためには、資金は重要な役割を果たすことでしょう。
北部山間部ソンラ省における社会政策銀行の優遇融資政策は、毎年、数十件のスタートアップ、イノベーション発想の現実化に役立っており、青年のスタートアップ、家庭経済発展を支援する一方、持続可能な貧困解消、新農村建設などに貢献しています。
ムオンラ県ムオンチャイ村フエンフアナ集落に住むロー・バン・ドウックさん(37歳、男性)は、社会政策銀行の優遇融資を受けて、起業に成功したケースの一例です。
 ソンラ省の青年スタートアップをサポートする推進力 - ảnh 1魚の養殖生け簀

彼は、社会政策銀行から1億ベトナムドン、60万円程度の優遇融資を受けて、現地にあるダー川に6箇所の魚の養殖生け簀を設置し、ティラピア、アオウオ、ナマズの「ラン魚」などの魚類の養殖をしています。ドウックさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「以前、我が家はキャッサバの栽培などをしていたため、生活に困窮していました。しかし、社会政策銀行の優遇融資を受けたことにより、魚の飼育を行うことにしました。地元では、湖の水と環境はとても清潔なので、魚の飼育に適しています」

 ソンラ省の青年スタートアップをサポートする推進力 - ảnh 2

ドウックさんによりますと、生け簀を用いた魚の養殖方法には、あまり手間をかけずに、農業廃棄物を餌に活用することもでき、病気予防対策もあまり複雑ではありません。ドウックさんはまた次のように語りました。

(テープ)

「魚の餌は、トウモロコシ、バナナ、農業廃棄物などを活用することが出来ます。毎日、朝と夜の2回餌をやります。また、色々な病気予防対策を施します。例えば、生簀の周りに石灰粉を撒く、あるいは、抗生物質を餌に混ぜることなどです」

社会政策銀行の優遇融資を受けてから20ヶ月の間に、ドウックさんは、2つの季節にわたり、10トンの魚を飼育、出荷して、高い収益を得ました。ドウックさんの経営モデルについて、ムオンラ県ムオンチャイ村青年同盟のレオ・バン・ビン書記は次のように評価しています。
(テープ)
「ドウックさんは、社会政策銀行の優遇融資を経済発展に効果的に活用してきました。彼の経済発展モデルは、他の青年が見習うことができるよう、さらに拡散する必要があります」
現在、ドウックさん一家は、魚の養殖をする傍ら、トウモロコシ、キャッサバの栽培、家畜、家禽の飼育をしています。これにより、彼の生活は、以前より楽になっています。社会政策銀行からの優遇融資は、青年スタートアップの推進力になると見なされています。
ドウックさんはさらに次のように語りました。
(テープ)
「私たちにとって1億ドンの投資額を用意するのはとても難しいことです。社会政策銀行から融資を受けられ、とてもありがたいです。この優遇融資は我が家の経済発展にとても役に立ちました」
ドウックさんのスタートアップモデルは小さな規模ですが、優遇政策が青年スタートアップの形成と拡大にとって決定的な役割であることを示しています。ダー川を利用した魚の養殖は、地元の潜在力やメリットを活用すると同時に、ダー川の持続可能な開発に貢献しています。

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