第12回党大会へ向けて

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ハノイで開催中の第11期ベトナム共産党中央執行委員会第14回総会は、今月の20日から28日にかけて行われる第12回全国党大会の最終準備とされています。今回の総会で、党中央委員会は、第12期の党中央執行委員会、政治局、書記局の人事問題について討議すると共に、今月の20日から予定されている第12回全国党大会の議長団、書記局、代表資格審査委員会の予定名簿を採択します。また、TPP環太平洋経済連携協定の採択を承認する見込みです。

ハノイで開催中の第11期ベトナム共産党中央執行委員会第14回総会は、今月の20日から28日にかけて行われる第12回全国党大会の最終準備とされています。今回の総会で、党中央委員会は、第12期の党中央執行委員会、政治局、書記局の人事問題について討議すると共に、今月の20日から予定されている第12回全国党大会の議長団、書記局、代表資格審査委員会の予定名簿を採択します。また、TPP環太平洋経済連携協定の採択を承認する見込みです。

第12回党大会へ向けて - ảnh 1
第11期ベトナム共産党中央執行委員会第14回総会

TPPへの加盟による影響を評価

11日の開幕式典で、グエン・フー・チョン書記長は演説を行い、その中で長年、ベトナムは、採択した国際協定や条約を積極的に展開すると共に、輸出市場の拡大や外国投資の誘致に向けて多くの自由貿易協定などを交渉・締結していると明らかにしました。その中で、昨年の10月5日に交渉が完了したTPPは、新時代に向けての自由貿易協定で、今までの協定より要求が厳しいであると強調しました。そして、TPPは、通商・投資だけでなく、労働、環境、国営企業、知的所有権など幅広い分野についても詳しく規定しているとしています。チョン書記長は、「これは企業と労働者が大きな関心と希望を寄せている協定である」と述べました。

チョン書記長によりますと、昨年の12月に行われた第13回総会では、TPPの交渉結果に関する報告が出され、党中央執行委員会に提出されました。今回の総会では、TPPの締結は党中央執行委員会が検討・決定するとしています。チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)

「TPPの交渉結果について討議・検討したうえで、TPPによる影響を分析・評価していただきたいと思います。その中で、国の政治と安全保障に対する総合的な影響と具体的な影響、メリットとデメリット、試練と困難、及び、法律・政策の変更に関する問題を明らかにしなければなりません。TPPの締結について見解をいただければ、と思います。それに基づいて、国会の批准を促進すると共に、TPPの実行に向けての行動計画を作成・実施します。」

第12期党中央執行委員会の人事を完備

第12期党中央執行委員会の人事問題についてチョン書記長は、昨年に行われた第12回総会と第13回総会は、次期の人事の重要な内容が決められまたと明らかにしました。それは、第12期の党中央委員会、政治局、書記局の候補者を推薦することです。

第13回総会の後、人事小委員会と政治局は、党中央執行委員会、政治局員、書記局員の紹介に基づいて、詳しく協議した上で、再選条件を満たす第11期の政治局員と書記局員、及び、そうでなくても、再選できるような人物を推薦することで一致しました。また、第13回総会で出された意見を受け止めた人事小委員会と政治局は、再選条件を満たさなくても、特別に再選できるような第11期党中央委員を数人紹介することを提案するとしています。チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)

「政治局の報告書を詳しく研究した上で、第12回党大会に提出される第11期党中央執行委員会の人事報告書を完成するため、ご意見を頂けるようお願いいたします。また、4人からなる最高指導部の人事も推薦していただければ、と思います。今回の総会では、政治局は党中央執行委員会に、第12回党大会の議長団、書記局、代表資格審査委員会の予定名簿を出す予定です。この名簿を採択していただくようお願いいたします。」

このように語ったチョン書記長は、今回の総会は、第12回党大会を成功させるための準備として非常に重要な意義を持つものであると強調し、第11期党中央執行委員会に対し、責任感を持って議事日程を完成させるよう呼びかけました。


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