「棚田に水が張られる季節」にあるムーカンチャイ県

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(VOVWORLD) -ホアン・リェン・ソン山脈の南西に位置するイェンバイ省ムーカンチャイ県の棚田は2007年に国の名勝地として認定されました。
「棚田に水が張られる季節」にあるムーカンチャイ県 - ảnh 1

この棚田は季節によって様変わりしますが、5月、6月頃になると、棚田に水が張られ、田植えが始まります。この季節は「棚田に水が張られる季節」と呼ばれ、棚田に張られている水に太陽の光が当たることで幻想的な風景を作り出します。そのため、この時期に観光客が急増しています。

「棚田に水が張られる季節」は通常、夏のにわか雨が降る5月上旬から6月上旬までに続き、地元に住む少数民族でありモン族の人々は新しい期作を準備するため、高山から棚田に水を入れ始めます。水がそれぞれの棚田に流れ、とても印象的で美しい景色を作り出します。土の茶色と、雲や空を映してきらめく水の色、そこに若い稲の色が散りばめられ、美しく詩的な画面が偶然生み出されたかのように、訪れる人々は目を離すことができません。

ムーカンチャイ県カオファ村に住むタオ・ア・コーさんは、土地を3か月休ませた後、家族の棚田を耕してから、水を引き始めたと語り、次のように語りました。

(テープ)

「今年、大雨があり、水が棚田にいっぱいに入っているから、棚田を耕すことが楽になっています」

棚田に水が張られる季節に、ムーカンチャイ県に来ると、観光客は、棚田を通る曲がりくねった小道を歩き、水が張られているムーカンチャイの棚田の美しさを自分の目で鑑賞したり、地元の人々と一緒に棚田を耕したり、田植えをしたりして、少数民族の人々の文化や生活をある程度理解できるようになります。水が張られる季節に最も見事な棚田を持つ村はラ・パン・タン村、ゼー・スー・フイン村、チェ・ク・ニャ村などです。これは山や森の雄大な美しさと、何世代にもわたるモン族の創造的な労働の完璧な組み合わせと言えます。

「棚田に水が張られる季節」にあるムーカンチャイ県 - ảnh 2

イタリア人の観光客のシルビオさんは、棚田に水が張られる季節に初めてムーカンチャイを訪れ、ここで見た美しい風景に驚きました。シルビオさん夫婦は、地元の農民の仕事を理解するため、1日の農民体験をしました。シルビオさんの話です。

(テープ) 

「畑を耕す作業を体験しました。たいへん疲れましたが、とても興味深いものでした。これを通じて、農家の方々の苦労がよく分かりました。こんなに思い出に残る経験は初めてでした」

 棚田に水が張られる季節に、ムーカンチャイ県を訪れる観光客は棚田の美しさを堪能できるだけでなく、ベトナムで最も美しい 4 つの峠の 1 つであるカウファ峠を探索することもできます。この峠の頂から、ムーカンチャイ県の全景を眺めることができるほか、パラグライダー アクティビティを体験できます。

ムーカンチャイ県人民委員会のルオン・ティ・スエン副委員長は、「ムーカンチャイ県は観光客の需要にこたえるため、天然資源と地元の人々の親しみやすさを活用して、観光開発を目指す多くの対策を提出してきた」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「私たちは観光開発を地元の人々の収入を増やし、経済を発展させる方針としました。棚田の耕作は食糧安全保障を確保するだけでなく、その景観を利用して、観光を発展させます」

観光客をさらに誘致するため、近年、ムーカンチャイ県は旧正月テトの時期に開かれる一連のイベントを行うほか、「棚田に水が張られる季節」に合わせて、歌舞公演、スポーツ活動、民間遊戯、飲食文化など多くの観光イベントを開催します。そのため、「棚田に水が張られる季節」にあるムーカンチャイ県は自然の風景と少数民族の文化を探検したい観光客にとって魅力的な目的地となることでしょう。

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