新型コロナウイルス感染症の影響で困難な状態に陥った人々へ支援物資を渡すフィさん【左】

フィさんは、2011年に、パバイス村のホーチミン共産青年同盟の幹部を務めてから、青年たちと共に、複数の社会的活動を行いました。例えば、恵まれない子どもへの支援活動や、交通道路の改修、小学校の建設、貧しい人々へのプレゼントの贈呈などです。そして、後に、彼はシンマン県のホーチミン青年同盟と青年連合会の幹部になってから、支援者に働きかけて、4カ所の幼稚園と小学校建設、小児向けの20の本棚、恵まれない人々への支援活動などを行ってきました。

フィさんは次のように語りました。

（テープ）

「僕は、大学生時代に、社会的活動に貢献したいと思いました。そして、大学卒業後、故郷に戻って、青年同盟の幹部として、現地に相応しい様々な活動を実践しました。例えば、貧しい人々向けの家の建設とか橋の建設などです。私は、青年たちに、これらの活動への参加を働きかけました。」

フィさんたちが建設した橋のお陰で、住民たちは、大雨が降っても、安心して橋を渡れるようになりました。コックレ（Coc Re）村在住のバン・バン・トウさんは次のように語っています。

(テープ)

「前は、橋がなかったので、行き来するのがとても大変でしたよ。子供たちが学校に行く時、親たちは、子どもを背負い 橋のない川を渡らなければなりませんでした。現在、このような確実な橋が出来てから、私たちは、手軽に往来できるようになり、本当に助かりますよ。」

その他、フィさんは、人を救えるための献血運動に応えて、血液バンクを設立し、多くの青年に自発的献血を呼びかけました。さらに、彼は、恵まれない状態にある子どもを助けるため、子ども補助グループの設立を提案しました。フィさんの行動について、シンマン県のホーチミン共産青年同盟副書記は次のように評価しています。

(テープ)

「フィさんは、社会的活動に熱心な人です。彼は、シンマン県のホーチミン共産青年同盟書記を務めてから２年経たずに、かなり多くの社会奉仕活動を行いました。」

コミュニティの活動において成功を収めた経験について、フィさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「青年たちが一致団結すれば、青年同盟の諸活動を計画通りに実現することができます。私は、それぞれの青年の考えや願望を把握した上で、彼らが参加できるような活動を行います。また、それらの活動を面白くするように、青年による交流会や遊び、スポーツ試合などを組み合わせます。」

地域コミュニティのために多大な貢献をしてきたフィさんは、ハザン省の各レベル行政当局からいくつもの表彰状を受けました。