カンさんと貧しい生徒たち

カンさんの支援を受けて、多くの恵まれない人、孤児、貧困者などが困難な生活から逃れることができました。フーヒュウ集落に住むリエンさんとランさんは、カンさんの支援を受けた人たちです。

この二人の話をお聞きください。

（テープ）

「我が家には価値のある資産がありません。私は毎日、宝くじ売りの仕事をしていますが、生活は困窮しています。子どもが病気の時に、カンさんは我が家にコメなどを支援してくれましたよ」

「我が家の生活はとても困難な状態にありましたので、カンさんは毎月のコメの提供のほか、子どもが病気の時には治療費としてお金をくれました。カンさんは高齢者にもかかわらず、恵まれない人々を精力的に支援しています。カンさんの恩を永遠に忘れません」

カンさんは、生活が困難な家庭があると聞くと、その家庭のもとに行って、状況を確認してから、支援者に働きかけます。毎年、国内外の支援者はカンさんを通じて、困難な家庭を支援するため、巨額の支援金を寄付しているそうです。現在、カンさんは、毎月、40世帯の貧しい家庭の支援のほか、その子供に奨学金、自転車、文房具などを提供しています。

カンさんは次のように明らかにしました。

（テープ）               

「私は、小さい時から、恵まれない人の支援をできる限りしてきました。少しでも人の役に立てると嬉しく思います。現在、国内外に住む多くの支援者が私の活動を支持してくれています」

カンさんの話によりますと、国内外の支援者の寄付金を受けて、身寄りのない高齢者や、貧困世帯、難病の家庭などを支援する傍ら、これまでに、身内の棺を買うお金がない約2000世帯の貧しい家庭や、500人余りの高齢者に白内障手術の費用を支援したそうです。

カンさんはまた次のように語っています。

（テープ）

「私は、人々からの信頼に応えられるよう、慈善活動を積極的に行う必要があると認識しています。現在はもう歳をとりましたが、体が動かなくなるまでこの活動を続けたいと思っています」

カンさんについて、フータム村人民委員会のファム・バン・ティ委員長は次のように明らかにしました。

（テープ）

「これまで、カンさんは、心をこめて現地に住む多くの人々、特に貧しい家庭を大いに支援してきました。彼の支援のお陰で、多くの世帯は困難な生活が少しずつ改善されています」

この善行に対し、カンさんは国家主席から表彰状を授与され、ソクチャン省の各レベルの行政当局から複数の勲章、記章をもらいました。