チャム教師と子供たち |
中部ダナン(Da Nang)市ハイチャウ(Hai Chau)区にあるビンミン幼稚園の園長グエン・コック・トゥ・チャム教師は、子供への擁護と教育に様々な創意工夫を凝らした教師として知られています。チャム教師が開発した「身体の不自由な子ども向けの玩具」は、ダナン市のコンテストで一等賞を獲得しました。
チャム教師によりますと、障害のある子どもが楽しく遊ぶことができる玩具などは、ほとんど市販されません、あったとしても、高い値段で売られています。そこで、竹を材料にして、色とりどりの船やペンケースなどを製造することになったそうです。これらの竹製品は、子どもにとって安全性が高く一方、環境負荷軽減にも役立つと評価されています。それだけでなく、チャムさんたちは、先進的な教育方法を導入したり、生徒の年齢に相応しい遊び方を考えました。
チャムさんの話です。
(テープ)
「私たちは、教育の質的向上や、子どものスキルアップを目指して、教育方法を刷新してきました。幼稚園の教師は、幼児を自分の子どものように愛さなければなりません。ですから、私たちは我が幼稚園で勉強している身体の不自由な子どもに特別に配慮しており、相応しい教え方を適用しています。」
環境汚染を抑制するため、チャム教師は、幼稚園での教育活動に電子製品の廃棄物などを活用しました。これまでに、チャム教師が製造した玩具は、障害のある子どもの社会復帰に大きく貢献してきました。
ビンミン幼稚園のレ・クン・チ教師は次のように明らかにしました。
(テープ)
「身体の不自由な子どもを教えることは、本当に難しいです。最も重要なのは子どもを愛する心で教えることですね。」
身体の不自由な子どもや、自閉症の子どもは、幼稚園に初めて入園するときに、他の友達とあまり接触できませんでした。しかし、先生方の忍耐力と玩具の魅力性により、これらの子どもは、よく運動したり、友だちと一緒に遊んだりするようになりました。
ビンミン幼稚園で勉強している子どもの母親は次のように語りました。
(テープ)
「私の子どもは、5歳になりましたが、音声機能に障害があるので、他の人と接触する時に、あまり自信がありませんでした。でもこの幼稚園に子どもを預けたら、教師方が色々な関心を示してくれたので、安心しています。」
身体の不自由な子供に対する深い愛情を持つチャム教師のようなお手本は拡大されるべきです。