南スーダンでの国連PKO活動に参加したベトナム初の女性士官

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(VOVWORLD) -20171030日に、彼女は12ヶ月の任期で南スーダン国連平和維持ミッションに派遣されるという国家主席の決定書を国防省から受け取りました。
南スーダンでの国連PKO活動に参加したベトナム初の女性士官 - ảnh 1ガさん

ベトナム平和維持センター(現在の国防省所属ベトナム平和維持局)の幹部であるド・ティ・ハン・ガさんはベトナム初の女性士官として南スーダンで平和維持ミッションに派遣された人となっています。彼女は任務を立派に果たしたと国連から評価された2人のベトナム人士官のうちの1人です。

1981年に、ハノイで生まれたガさんは2004年に入隊しました。国連平和維持ミッションに応募条件を満たす為に、ガさんは外国語と国連平和維持に関わる育成コースに参加していました。20171030日に、彼女は12ヶ月の任期で南スーダン国連平和維持ミッションに派遣されるという国家主席の決定書を国防省から受け取りました。

ガさんは次のように思い出しています。

(テープ)

「私は、2018年に南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に参加したベトナム初の女性士官です。南スーダンの首都ジュバに設置される国連平和維持ミッション指揮部での軍事活動を助言、監督する任務を担いました。私の主な仕事は、南スーダンの領土全体からの同僚のすべてのレポートをまとめた上で、上部に報告するということでした。急な仕事があれば、昼夜を問わず、対処しなければなリませんでした。私のシフトは、昼間の場合、通常午前8時から午後4時まで、夜のシフトは午後4時から翌朝8時までですが、衝突が起こった時には連続して仕事をしなければなリませんでした。この指揮部では、アメリカやイギリス、オーストリアなどから派遣された20人余りの士官もいました。その大多数は男性でしたが、仕事は平等に託されましたよ。」

ガさんの話しによりますと、当時は、二人の子どもが未だ小さかったです。しかし、彼女はその困難を乗り越えて、国際的な任務を果たしていました。彼女を最も幸せにしているのは、家族、友人、同僚からの信頼と励ましだったようです。

ガさんの同僚であるグエン・タン・ハイさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「ガさんは国連平和維持活動に参加したことがあったので、南スーダンの状況や、国連平和維持活動に参加している女性士官の大変さについてよく理解しています。そこで、彼女は常に私たちに経験交換をしています。業務中、ガさんは困難にもめげずに、先頭に立ちます。彼女は私たちにとってお手本的な存在です。」

南スーダンでの任務を果たしている間に、ガさんはさらに現地の人々に幼児の面倒を見る方法や、食事の衛生などを教えたり、貧しい人への支援活動を行ったりしました。

ガさんは次のように語りました。

(テープ)

「南スーダンを始めとするアフリカの住民たちはベトナムの士官に良い印象を持っています。ですから、私たちは国連平和維持活動に参加する一方、地元の人々がベトナムの国土と人々を深く理解してもらう為に、使者としての役割を果たしています。ベトナムで1ヶ月の休暇を過ごしてから、南スーダンに戻ったとき、私の車が村に到着したばかりだったのを見て、子供と女性が駆け寄り、彼らの国のウェルカム踊りで迎えました。この踊りは大晦日や特別なイベントだけで披露されます。彼らの国をたった一ヶ月しか離れていないのに、家族のように歓迎してくれたことでとても感動しました。そういうことで、任期が終わったら、南スーダンに戻りたいと思っていました。」

ガさんは南スーダン国連平和維持ミッションから「平和と安定事業のため」という勲章を授与された他にも、業務中において特別に優れた任務を遂行したと評価されました。さらに2022年4月に第2級野戦病院4号の副院長として南スーダンに派遣されます。

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