オアンさん( Quốc Khánh/TTXVN撮影) |
北部バクザン省出身のオアンさんは、15歳のときに、バクザン省体育スポーツ学校に入学しました。オアンさんは一般の競技大会で優秀な成績を収め、ベトナムの陸上選手代表団に選ばれました。彼女は、1.500 m、5.000 m、3.000mの障害物競走コースに参加しています。
オアンさんは、2013年の東南アジアユース陸上競技選手権大会、および2014年のアジアユース選手権大会に参加し、連続して金メダルを獲得しました。そして、2013年にミャンマーで開催された東南アジア競技大会で3.000mの障害物競走コースに参加し銀メダルを獲得しました。しかし、順調なスタートの矢先、2014年に糸球体腎炎に罹り、競技から引退の恐れがありました。しかし、結局、オアンさんは、病気に勝ちました。
オアンさんの話をお聴きください。
(テープ)
「私が乗り越えた最も大きな障害物は糸球体腎炎でした。当時、練習を全面的に中止せざるを得ませんでした。体の調子がとても悪く、消極的になっていました。当時は競技を引退するかもしれないと思っていましたよ。競技が好きならば、情熱を追求し続けること、そうすれば最後には成功を収められるはずです」
Trọng Hải撮影 |
その後、オアンさんは、マレーシアでの第29回東南アジア競技大会、インドネシアでのアジア競技大会に出場し、それぞれ銀メダルと銅メダルを獲得しました。
オアンさんはまた、次のように語りました。
(テープ)
「私は3.000mの障害物競走コースが好きです。ただ長距離を走るのは退屈に感じます。障害物を超えながら競走するのは集中力を保たなければなりません。もちろん、長距離競走と比べ、障害物競走の方がずっと大変ですよ。障害物を超えるためには、パワーと志が必要です。障害物を超えたと感じる瞬間は、たとえ疲れて、倒れ込んだとしても、とても幸福です」
先頃、ベトナムで開催された第31回東南アジア競技大会で、オアンさんは、1.500 m、5.000 m、3.000mの障害物競走コースに参加し、優勝しました。これまで、オアンさんは、 東南アジア競技大会で8個の金メダルを、アジア競技大会で1個の銅メダルを獲得しています。また、オアンさんはバクニン体育大学でコーチ教育コースを終了しました。
ベトナムの陸上女子選手オアンさんは、これまでの東南アジア競技大会で最も成功した選手の一人となっています。