ティンアン寺は中部クアンガイ省の省都クアンガイ市の中心から東へ3.5キロ離れたところにあります。このお寺はクアンガイ省の第一の景勝として知られています。
ティンアン寺は1695年に建立されました。クアンガイ省を流れるチャークック川にかける橋から2キロを行くと、ティンアン寺に着きます。
この寺が1717年、1827年、1910年、1918年、1959年、1993年に改修されました。
この寺はティンアン山の頂きに位置しています。クアンガイ省の人々にとって、これは神聖な土地です。
仏教徒や尼僧だけでなく、地元の人々にとって、この寺は馴染み深い存在となってきました。
なお、安居は別名雨安居(うあんご)とか、夏安居(げあんご)ともいいます。日本では梅雨や雨期の時期は草木がいっそう生い茂り、生命にあふれる季節とされています。この時期の外出は、虫を踏みつぶしてしまったり無用の殺生をしてしまいます。それを防ぐ為に修行僧は外出を控えることになっています。この期間を安居といいます。
国によって安居の期間は若干異なるようで、ベトナムと日本では陰暦4月16日から7月15日となっています。