長い歴史をもつベトナムと日本の文化交流

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(VOVWORLD) - 日越外交関係樹立50周年にあたり、関西テレビ放送「カンテレ」とベトナムの声放送局所属VTCデジタルテレビ局は、「日本とベトナム絆の旅・祗園祭がつなぐ異文化交流」をテーマとした特別番組を共同制作しました。長さ60分のこの番組は、政治や経済、スポーツ、そして文化といった多岐にわたる分野で、長きにわたり友好な関係を築いてきた日本とベトナムの深いつながりを再確認したものとなりました。
長い歴史をもつベトナムと日本の文化交流 - ảnh 1関西テレビ放送とVTCの撮影団

特別番組「日本とベトナム絆の旅・祗園祭がつなぐ異文化交流」では、友好な関係を続けてきた日本とベトナムの強い絆を再確認すべく、関西テレビの新実彰平アナウンサーがベトナムで様々な取材を敢行しました。新実アナウンサーと一緒に歩んできたのは、ベトナム人女優のマイ・ゴー(Mai Ngo)さんで、二人は両国間のつながりと絆を物語る両国の6つの地方を体験する旅について語りました。この6つの地方は、ベトナムのホーチミン、ホイアン、フエ、ハノイ、および日本の大阪と京都で、両国の深い絆は、京都の祇園祭で結実するという旅です。   

(現場の音)新実さんとマイ・ゴーさんの語り合い

約 1 か月にわたる撮影の間、撮影団は両国の多くの景勝地や有名な史跡を訪れました。ベトナムでは、2つの世界文化遺産である中部ホイアン旧市街と古都フエのほか、首都ハノイのタンロン古城、ゴックソン神社、文廟・国子監、そしてホーチミン市の市役所や最大マーケットであるベンタイン市場などを取材に行きました。一方、日本では、大阪の繁華街「新世界」や大阪駅、超高層複合ビル 「あべのハルカス」、そして、京都の二条城や建仁寺などを訪れました。撮影団はそれぞれの取材先で両国のつながりと絆に関する興味深いものを発見しました。その中には、「金色の龍」の刺繍が入った「軒幕」があります。この軒幕は、祗園祭の山鉾「大船鉾」に飾るもので、宮廷刺繍職人ブー・バン・ゾイ氏により制作されたベトナムの伝統工芸品であり、VOVベトナムの声放送局がゾイ氏に注文して祇園際に贈ったものです。この祭りは、日本の伝統とベトナムの特別な軒幕が融合する素晴らしいコラボレーションが実現する場となったと言えるでしょう。

撮影団はハノイの郊外にある職人ゾイ氏の家を訪れ、彼の刺繍作業を取材しました。新実アナウンサーとゾイ氏の会話をお聞きいただきましょう。

(テープ)

「ゾイ氏:ライン刺繍のやり方です。ここでは外側の枠を刺繍しています。このボーダーはラメ糸で刺繍されます。

新実アナウンサー:この刺繍をごらんください。すばらしいですね。もう少し近くに寄ってみてみますね。刺繍の技術はすばらしい!祇園祭にこの軒幕を使えるなんてワクワクします。

ゾイ氏:日本の方々を満足させる軒幕をつくるようにします」

長い歴史をもつベトナムと日本の文化交流 - ảnh 2VOVのゴー・ミン・ヒエン副総裁

去る7月に、VOVのゴー・ミン・ヒエン副総裁は、VOVを代表して、職人ブー・バン・ゾイ氏とともにその軒幕を日本へ持参し、祇園祭に贈呈しました。ゴー・ミン・ヒエン氏は次のように語りました。。

(テープ)

「ベトナムの伝統工芸を代表するこの軒幕は日本の方々からも高く評価されました。祇園祭では「とてもきれい」と好評でした。これは非常に良い文化交流であると思います。このような方法によって、ベトナムと日本がこれからも文化交流をさらに深め、将来の世代に継承されるものと期待しております」

番組に出演した新実アナウンサーは、ベトナムと日本での取材を通じて、「ベトナムの現代の活力と歴史の重みが共存している様子に触れることができた。さらに、日本とベトナムの50年以上にわたる交流の奥深さも知ることができた。京都の伝統が新たな絆をもたらす様子は必見だ」とコメントしました。新実彰平アナウンサーの話です。

(日本語のテープ) 

特別番組「日本とベトナム絆の旅・祗園祭がつなぐ異文化交流」は8月27日に関西テレビ放送で放送されました。VOVのテレビチャンネルとVOV所属VTCデジタルテレビ局も、年末までこの番組を何度も再放送いたします。この番組は、両国の文化交流の促進だけでなく、両国の報道界の協力の強化にも貢献するものと期待されています。関西テレビ放送のディレクターせきね・たけし氏の話です。

(日本語のテープ)

一方、VTCデジタルテレビ局の担当者チャン・ティ・ホアイ・トゥ氏は次のように語りました。

(テープ)

「数年前、私は、関西テレビ放送の旅番組『走れ!ガリバーくん』のベトナム版「ガリバー旅行 シーズン3」を共同制作するために、関西テレビ放送の撮影団と一緒に仕事をする機会がありました。また、ベトナムと日本の外交関係樹立50周年にあたり、ベトナムの声と関西テレビは、特別番組「日本とベトナム絆の旅・祗園祭がつなぐ異文化交流」の制作に向けて協力を続けました。ベトナムで制作したときに、関西テレビの撮影団と専門知識を交換し、番組制作の経験を共有しました。これらは、VOVの撮影団にとって貴重な経験です」

特別番組「日本とベトナム絆の旅・祗園祭がつなぐ異文化交流」を通じて、「ベトナムの今と昔を知ることで、日本の歴史や現代に対しても新たな視点で見ることができるほか、両国の温かい絆も感じられる」というメッセージを届けられるものと期待されています。

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