日本にも輸出されているベトナムのIMS

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(VOVWORLD) - IMS昆虫観察システムはRYNANテクノロジーベトナム社が設計、生産した製品で、農業部門のDX=デジタルトランスフォーメーションを推進するための一環です。
日本にも輸出されているベトナムのIMS - ảnh 1

この製品が2021年のメイク・イン・ベトナム賞の優秀なデジタル製品部門で、銀賞を獲得し、これまで、ベトナムの13の省や市で利用されています。

今年、RYNANテクノロジーベトナム社は日本に50のIMSを輸出します。農業部門におけるハイテク製品として、RYNANテクノロジーベトナム社の製品がAIを活用して、害虫と益虫を特定したり、数量と生息密度を統計した上で、直観表で結果を示しています。

RYNANテクノロジーベトナム社のVDAPESデジタル農業基盤開発プロジェクトのマネージャー、タイ・グエン・ホアイ・ティンによれば、このメイクインベトナム製品は益虫と害虫との相関を示し、これを通じて、農民たちが生態系のバランスを理解できるようになるとのことです。

また、この昆虫観察システムを通じて、農民が田畑に行かずに、スマホでも害虫を統計したり、捕ったりすることができます。また、Ryan Mekongのアプリを通じて、農民たちがどこに居ても、いつでも害虫の状況を把握できるようになります。

さらに、このシステムで、国家管理機関が管理ソフトウェアを通じて、害虫に関するデータを集めて、警戒を出すことができます。ティンは次のように述べました。

 (テープ)

「IMS が田畑における害虫と益虫を見守る手段としての役割を担っています。これにより、管理者と農民は害虫の繁殖が抑制でき、栽培作物を守り、農業生産の効果向上に寄与します。これと同時に、このシステムが幅広く普及された場合、害虫の地図の作成と生産活動の管理政策を策定できるようになります」

RYNANテクノロジーベトナム社がAI=人工知能、マシンラーニング、IoT=モノのインターネットなどのプラットフォームを利用して、この製品のデータを特定、分析します。IMS昆虫観察システムが太陽光発電で稼働することから、電気網がない所でも利用できるほか、電力の安全が確保されます。先ほどのRYNANテクノロジーベトナム社のVDAPESデジタル農業基盤開発プロジェクトのマネージャー、タイ・グエン・ホアイ・ティンはさらに次のように語りました。

(テープ)

「IMSがAIを活かして、異なった150種の昆虫を識別、統計しました。中には害虫と益虫があります。データを収集、分析してから、その結果が表図で示され、害虫と益虫の相関を明確に表しています。そのほか、IMSがエッジコンピューティングのメリットを活用して、映像処理スピードを加速させます」

日本にも輸出されているベトナムのIMS - ảnh 2

この観察システムは害虫の状況に関する警戒を出し、これにより、農民たちが適切な対応策を選択できるようになります。また、太陽光発電により稼働していることから、このシステムが対規模で、連続的に活動できます。これらの優越性をもつIMSは多くの地方から好評を得ています。現在、このシステムが南部バクリエウ省、カントー市、ドンタップ省、キエンザン省、ラムドン省、ゲアン省、チャビン省など60の箇所で設置されています。IMSを利用しているアンザン省チャウタイン県ミンホア村に住むリー・ドゥクさんは次のように語りました。

(テープ)

「IMSは農民たちに多くの利益をもたらしています。第一はこのシステムが灯で昆虫を誘導するとともにAIを利用して昆虫の数を統計し、その結果はとても正確です。第二はこのシステムが収集したデータがスマホのアプリケーションに送ることから、だれでも、害虫と益虫の数を把握して、農薬を使うかどうかを決定します。例えば、農民が田畑に行って、多くの害虫を見ましたが、もしIMSを利用しなければ、農民は農薬をすぐに使います。そうすると、害虫だけでなく、益虫も駆除されてしまいます。しかし、IMSを利用することで、害虫と益虫の数を把握して、益虫が多くあるならば、農薬を使う必要はありません」

現在、RYNANテクノロジーベトナム社のIMS昆虫観察システムは日本にも輸出されています。これはベトナムのハイテク製品が世界標準に達していることを示していると言えます。

RYNANテクノロジーベトナム社のCEOであるグエン・タイン・ミー博士は同社が開発したIMSをはじめとするハイテク農業に使う多くの製品はベトナム農業のDXエコシステムづくりに寄与していると明らかにしました。

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