現場の音
ソンラ省バンホー県には5つの少数民族が居住しています。それぞれの民族はユニークな伝統文化を持っています。祭りの日には、バンホー県はドラや太鼓、民謡の歌声で賑やかになります。近年、バンホー県は地元にある遺跡の改修に投資するとともにこれらの文化歴史遺跡につながる祭りを開催してきました。バンホー県文化情報課のグエン・テイ・ルー課長は次のように語りました。
(テープ)
「バンホー県は、文化の保存と観光開発を両立させるため、伝統歌舞クラブの復興を支援しています。さらに、ザオ族の紙すき、錦織の村、蜜蝋絵の村、鍛冶場などの伝統的手工芸村の復活に力を入れています」
モクチャウ県は、各少数民族の伝統文化の保存と観光経済の開発を両立させて実施しています。毎年、モクチャウ県ドンサン村で天や両親に感謝する祭りであるHet Cha祭り、ムオンサン村の雨乞い祭りなどいくつかのユニークな伝統的祭りが開かれます。モクチャウ県人民委員会のグエン・テイ・ホア副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ドンサン村のHet Cha祭りは国家レベルの無形文化遺産として認定されました。これはドンサン村に住んでいる白いタイ族の素晴らしい伝統文化であることから、今後も引き続き維持、保存します」
現場の音
ソンラ市には12の少数民族の人々が居住しており、その大部分はタイ族です。毎年、ソンラ市は若い男女が出会う場所であるハン・クオン・フェスティバル、伝統歌舞公演などを開催し、有形無形文化の保存と観光開発を目指しています。
ソンラ市は11のタイ民族文化クラブを設立するという目標を設定したほか、タイ族の伝統舞踊であるソエタイの普及、竹や籐細工、手織物などの伝統工芸村を復活させました。ソンラ市人民委員会のチャン・コン・チン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ソンラ市は文化開発計画案を作成し、その中で、10の基本的な課題を設定しました。中には伝統文化活動の復興、文字と言葉の保存などがあり、タイの民族文化の保存に熱心に取り組んでいる職人が参加しています」
2021年いらい、ソンラ省は少数民族モン族の横笛の演奏、地元に住む少数民族の無形文化遺産を紹介するパンフレットの印刷、モン族の横笛を教える教室の開設などを行いました。これらの活動は、伝統文化の収集、保存、若者への教育を普及させるのに役立ちます。ソンラ省の文化スポーツ観光局のチャン・スアン・ベト副局長は次のように語りました。
(テープ)
「文化部門はソンラ省の行政府に対し、観光開発と文化保存を両立させるためアドバイスしてくれました。特に、有形、無形の文化的価値を効果的に活用するためどうすればいいかという対策を打ち出すということです。具体的には有形文化遺産の保存のため、歴史遺跡、景勝地の改修、保存に取り組みます。無形文化遺産の保存のため伝統的祭りや文化芸術活動を行ったり、伝統歌舞公演を行うチームを育成したりします」
現在、ソンラ省の文化スポーツ観光局は地元に住む各少数民族の伝統芸術の維持、保存とその価値の活用のため、人材を育成しています。これと同時に、同省は伝統的歌舞公演をユニークな観光商品にするため、歌舞公演の質的向上に尽力しています。