韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官は22日、聯合ニュースTVとのインタビューで、来年初めに李在明(イ・ジェミョン)大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談を調整していることを明らかにしました。会談では北東アジアの平和定着に関する問題が議論される見通しで、「近く、日程などを発表する」と述べました。
趙長官は、「戦略的に両国が北東アジアの平和と繁栄のために協力していくことについて議論することになると思う」としたうえで、「朝鮮民主主義人民共和国が対話のテーブルに出られるよう、中国の協力を要請することが重要だ」との認識を示しました。
また、中国が朝鮮半島西側の黄海に構造物を設置した問題については、「隣国同士が良好な関係を保つためには、塀をしっかり築き、しっかり守らなければならない」と述べ、「そのような次元で議論が行われると思う」と語りました。
さらに、日本とも来年初めに李大統領の訪日を協議していることを明らかにしました。
アメリカと朝鮮の対話が実現する可能性については、「トランプ・アメリカ大統領の中国訪問がきっかけになると思う」とし、「その機会を失わないよう、最善を尽くしたい」と述べました。
李大統領への業務報告で、適切な時期に韓米首脳会談の開催を目指すと表明したことに関連しては、「来年はアメリカが主要20か国・地域(G20)の議長国を務めるため、その機会もあるし、その前にも環境が整えば首脳会談が開かれると信じている」と話しました。(聯合ニュース)