(写真:Jeon Heon-Kyun/Pool via REUTERS) |
韓国の前大統領、ユン・ソンニョル被告はおととし12月、予算案に合意しない野党の対応などを批判して「非常戒厳」を宣言し、国会に軍を送り込んで国会議員などを令状なしで拘束しようとしたなどとして、内乱を首謀した罪で起訴されました。
13日から14日にかけてソウル中央地方裁判所で開かれた裁判で特別検察官は「被告人は、国民の政治的な自由などに重大な脅威を与え、自由民主主義の憲政秩序を破壊した。反省もしていない」と指摘し、死刑を求刑しました。
これに対し、ユン前大統領は「非常戒厳」を宣言した目的について「野党が国会で独裁を繰り広げ、国が亡国の危機にひんした。国家の非常事態を国民に知らせ、克服するためにともに立ち上がろうと訴えるためだった」と述べ、無罪を主張しました。
韓国メディアによりますと、大統領の経験者に、死刑が求刑されるのは1980年代に大統領を務めたチョン・ドゥファン(全斗煥)氏以来、2人目だということです。
判決は来月19日に言い渡されることになっていて、裁判所の判断に大きな関心が集まっています。(NHK)