イギリスのスナク首相＝THX/TTXVN

スナク首相は、訪問先のワルシャワでポーランドのトゥスク首相とNATO＝北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長らと会談しました。共同記者会見で、イギリスは次の6年間で軍需品とドローン（小型無人機）の生産を増やすために750億ポンドを追加支出することを明らかにしました。これにより、イギリスはNATO加盟国で2番目に国防費が多い国となる予定です。

また、ロシアによるウクライナ全面侵攻を受けて、各国が軍需品の備蓄を一段と増強し、迅速に補充する能力を持つ必要があることを強調しました。彼は「冷戦終結以降、最も危険な世界において油断できない」と述べ、ロシアのプーチン大統領は勝利したとしてもそこにとどまることはないため、全力を尽くしてウクライナを支援しなければならないとの考えを示しました。

同時に、「危険を誇張してはならない。われわれは戦争の瀬戸際にいるわけではなく、戦争を求めているわけでもない」と述べました。（ロイター）