フォン次官(右)とフランク・リステール大臣 |
開会演説にたったフランク・リステール大臣は、両国がエネルギー移行とデジタルトランスフォーメーションのプロセスに対応している背景の中で、経済協力関係の重要性を確認しました。同大臣によりますと、今回の対話は、昨年10月に行われたマクロン大統領とグエン・フー・チョン党書記長による電話会談で合意された内容を具体化させることが狙いです。フランスはベトナムと共に、経済革新と気候変動への取り組みを進める用意があるとしています。
一方のフォン次官は、ベトナム政府が経済構造再編の推進、生産性向上、インベンション、イノベーションによる経済成長の質的向上、デジタル経済開発、質の高い人材開発に注力していると明らかにしました。
両国は対話を通じ、経済戦略、多国間・二国間課題について意見交換を行い、気候変動対策、科学技術、半導体分野などの重点協力分野を確認しました。
フォン次官は次のように語りました。
(テープ)
「今回の対話で、私たちは、今後の重要な協力分野で合意しました。双方は、互いに連携して、協力関係や協力活動を推進する方針です。そのほか、大規模なインフラと気候変動対応インフラをはじめとする優先協力分野を定めました。さらに、双方は、デジタルトランスフォーメーション、グリーン転換を集中的に行うことになります」