東京電力、福島第1原発における停電により処理水の放出を一時中断

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(VOVWORLD) - 東電は19日から5回目の海洋放出を開始しており、24年度には計5万4600トンの処理水を7回に分けて流す予定です。
東京電力、福島第1原発における停電により処理水の放出を一時中断 - ảnh 1東京電力福島第1原子力発電所=Kyodo/TTXVN

東京電力ホールディングスは24日、福島第1原子力発電所での停電により、処理水の海洋放出を一時中断したことを発表しました。午前10時40分過ぎに放出ポンプの動作が停止しましたが、電源が復旧したため、同日中に再び放出を行う予定です。

東電によりますと、解体作業に使用される大型機器の点検が行われていた建屋の西側で、掘削作業中の作業員1人が負傷しました。作業現場は電力供給が途絶えたケーブルの近くに位置しており、東電はケーブルの損傷が停電の原因であると見ています。別の電源から電力を供給し、午後4時には電源の復旧が完了したとのことです。

東電は19日から5回目の海洋放出を開始しており、24年度には計5万4600トンの処理水を7回に分けて流す予定です。

IAEA=国際原子力機関の調査団は23日に来日し、処理水の検証作業を開始しました。24日には福島第1原発を訪れたと報告されています。

東電によりますと、周辺の放射線量に異常は確認されていません。使用済み燃料プール冷却設備など、他の設備は通常通り運転を続けています。(日本経済新聞)

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