14日午前、中部カインホア省、ニャチャン市で「グリーン・ボランティア、安全で思いやりのあるコミュニティのために」をテーマにした第6回全国赤十字ボランティア・青年キャンプの枠内でベトナム赤十字協会は「世界救急法の日」を記念する式典、および救急技術コンテストを行いました。
ベトナム赤十字協会のブイ・ティ・ホア会長はこの記念式典はベトナムと地域諸国の赤十字ボランティアや青年にとって、交流や経験共有を行うチャンスとなると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム赤十字協会中央委員会は全国の各レベルの赤十字会に対し、各レベルの行政府、省庁と連携し、人々に救急技術に関する知識の普及・啓発を促進し、全ての人々のために、至る所にコミュニティ・ベースド救急モデルを力強く開発するよう呼びかけます。これは遭難者を早く救い、リスクを軽減するとともに、社会的弱者をはじめ、人々の安全な生活づくりに貢献することが狙いです」
2000年に、国際赤十字社・赤新月社は9月の第2土曜日を「世界救急法の日」に定めました。今年は「救急とスポーツ」をテーマにしています。これは「救急は人道活動である。スポーツは人々に普及した活動であり、事故や負傷を起こす恐れがあるので、救急技術を身に付けるのは自分と回りの人々を救うことができる」というメッセージを伝えています。
なお、ベトナムでは2017年以来、各レベルの赤十字会はおよそ90万人を対象に救急技術に関する研修を行い、延べ370万人に救急技術に関する啓発を行ってきました。現時点で、300人の救急指導員は全国のおよそ500か所の救急所でボランティアを手ほどきしています。