チン首相は、1993年以降のベトナム経済社会発展支援として世界銀行から総額24億ドルの融資を受けていることに感謝を示し、今後も持続可能な成長、グリーン経済、デジタル経済、循環経済、シェアリングエコノミー、知識経済の推進に向け、同行の継続的な協力を要請しました。

また、チン首相は世界銀行の3カ国地域事務所がハノイに置かれていることに謝意を示すとともに、来る5年間で総額11億ドル超のプロジェクト20件余りを提案されたことを歓迎しました。2025年から2029年の国別パートナーシップ戦略の共同策定を呼びかけ、ベトナム向けの資金動員や支援資源の活用を期待しました。

これに対し、フェッロ副総裁は、世界銀行との効果的な協力、およびベトナムの目覚ましい経済社会発展を高く評価しました。そして2030年、さらには2050年までのベトナムの開発目標実現に向け、具体的な行動やプロジェクトを通じて引き続き協力していく考えを示しました。同行では政府関係機関と緊密に連携し、プロジェクトの綿密な点検と新たな国別パートナーシップ戦略の策定を進めているとしています。