1981年に開始されたベトナム国家予防接種プログラムにより、ワクチンで予防可能な病気による幼児死亡はかなり減少しました。このプログラムでは、全国の子どもに公平にワクチンが行き渡るよう目指しています。
ワクチン接種の拡大により、ベトナムは天然痘と小児まひを根絶し、新生児破傷風を排除、さらにはしか、ジフテリア、百日咳、日本脳炎などの発症も大幅に減らすことができました。
ベトナム駐在ユニセフ代表のラナ・フラワーズ氏は「予防接種は40年以上にわたり、子どもの命を救い、ワクチン予防可能な病気による家族や地域、国への惨禍を大きく食い止めてきた」と語りました。そして「ユニセフとしても政府に働きかけ、すべての子どもが命を救われ、健やかに成長する機会を確保し続けたい」と強調しました。
ベトナムでは、予防接種プログラムのワクチンは、子どもたちに無料で提供されています。