開幕式の様子 |
2日間で行なわれたこの会議には、国内外の学者や専門家らのほか、ベトナムに駐在する各国の外交官など合わせて500人以上が参加しました。開幕で発言に立ったファム・クアン・ヒエウ外務次官は、『より明るい未来のために過去を振り返る』をテーマにしたこの会議を高く評価すると共に、「これからも会議は同海域問題に関する有力な会議となるであろう』希望を表明し、次のように語りました。
(テープ)
「UNCLOS1982年国連海洋法条約をはじめ国際法に従ってベトナム東部海域での秩序を構築するための措置は、関係各側がDOC=海上行動宣言を遵守し、この海域の現状を変更させる一方的行動をさせないため必須であると思っています。また、国際法に合致する効果的で実質的なCOC=海上行動規範を早期に作成するために色々な議題を協議しなければなりません。」
なお、会議は、「世界が変化している背景におけるベトナム東部海域」や、「ベトナム東部海域における法的秩序の強化」、「ベトナム東部海域の真実と歴史を公平にみよう」などをテーマにした8つの分野に分けられます。ベトナム外交学院が主催するベトナム東部海域に関する国際会議は同海域問題に関する有力な会議の一つとして知られています。