ベトナム、戦没者の身元特定に向けDNAバンクを設立

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(VOVWORLD) - 23日、ハノイで労働・傷病軍人・社会事業省は国防省、公安省、ハノイ市人民委員会と協力して革命功労者への感謝会議を開催し、身元不明戦没者とその遺族のDNAバンクを正式に設立しました。この取り組みは、傷病軍人・戦没者の日77周年を記念して行われました。
ベトナム、戦没者の身元特定に向けDNAバンクを設立 - ảnh 1
ベトナムには現在、約18万人の未発見戦没者と30万体の身元不明遺体が存在します。労働・傷病軍人・社会事業省は最近、約1万の遺体サンプルと3千以上の遺族サンプルの確認を行い、1千人以上の戦没者の身元を特定しました。
新設されたDNAバンクには約60万のサンプルが登録され、「無名」戦没者の身元確認に大きな希望をもたらします。式典では10家族にDNA鑑定結果が渡され、4家族は既に戦没者を故郷に戻すことができました。
ファム・ミン・チン首相は演説で、2030年までに約2万の戦没者の身元特定を目指すと述べ、科学技術を活用してこの取り組みを推進する重要性を強調しました。また、功労者とその遺族への継続的な支援と、若い世代への歴史教育の必要性も訴えました。
ベトナム、戦没者の身元特定に向けDNAバンクを設立 - ảnh 2ファム・ミン・チン首相

また、チン首相は、「水を飲む時は源を思え」という伝統的な教えを引用し、功労者への感謝と支援を強化していくと強調しました。

(テープ)
「功労者とその家族のための法律や政策を継続的に見直し、改善し、効果的に実施することで、彼らが地域の中流以上の生活水準を維持できるよう支援します。また、戦没者の遺体捜索・収集の取り組みを加速させ、墓地にある情報不足の戦没者の墓についても、科学的な方法で情報を確認し、身元特定を進めていきます。さらに、社会全体の力を結集し、『恩返し運動』を効果的に展開することで、革命功労者とその家族が直面している課題の解決を図ります」
この機会に、チン首相は革命功労者や、「英雄の母」という称号を持つ人に贈り物をし、感謝の意を表しました。

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