Rajaram Panda博士

インドとベトナムは相互理解と相互信頼を基礎に、政治や経済などの分野でより幅広い協力を展開し、両国の関係を深化させています。これは、インド文化省所属ネルー記念博物館＆図書館の研究者Rajaram Panda博士が、ベトナムのヴォン・ディン・フエ国会議長によるインド訪問を機に、ベトナム通信社のインタビューに答えた際に出した見解です。

Panda博士によりますと、両国の指導者らによる相互訪問が頻繁に行われていることは両国関係の深化に貢献しています。フエ国会議長による今回のインド訪問は、地域と世界の情勢が大きく変動している中にあっても両国が地域と世界の多くの問題について共通の見解を共有していることを示しています。

また、ベトナムはインドのルックイースト政策において重点的な位置を占めています。ベトナムの積極的な支援と協力がなければ、インドのルックイースト政策の展開は難航するであろうとしています。

ベトナム東部海域（南シナ海）問題について、Panda博士は、中国がこの海域で軍事拠点化などを進めていることにより、インドとベトナムはもちろん、多くの国も懸念を示していると明らかにしました。