ベトナム代表団

会議冒頭、ベトナム代表団長のド・フン・ヴィエト外務次官は、最近の台風ヤギによる被害と政府の対応について報告しました。国民の生命と安全確保を最優先に、迅速な復興に取り組んでいることを強調しました。また、国際社会からの支援に対する謝意も表明しました。

ベトナム政府は、今回のUPRで提示された320の勧告のうち84.7%にあたる271を受け入れると発表しました。これは過去4回のUPRで最高の受入率となり、人権保護・促進に対するベトナムの積極的な姿勢を示すものとなりました。

ヴィエト次官は、今後の具体的な取り組みについても言及しました。人権関連法の整備強化や、2024年に予定されている大規模な恩赦計画などを挙げ、社会の調和と発展に向けた努力を続けていく方針を示しました。

会議の結果、人権理事会は第4次UPR＝「普遍的定期的審査」制度に基づいて作成されたベトナムの国別報告書を全会一致で承認しました。これにより、ベトナムは勧告の実施段階に移行することになります。