席上、国連ベトナム政府代表部のダン・ホアン・ザン大使は11日に採択されたパレスチナの国連加盟に関する決議案、および、パレスチナに現在の「非加盟オブザーバー国家」の地位に加え、9月の国連総会から、加盟国の中にアルファベット順に着席する権利や、グループを代表して発言する権利、グループを代表して提案や修正案を提出する権利、国連総会本会議や主要委員会の役員に選出される権利などを付与することを支持する」と強調しました。

また、ベトナムは自己決定権の行使でパレスチナと力を合わせ、パレスチナの国連正式加盟を支持すると明らかにするとともに、パレスチナの国連加盟は「二国家共存」という解決策にプラス影響を与え、平等な交渉に基盤をつくり、および中東の持続可能な平和に貢献するとの見解を述べました。

さらに、ザン大使はガザ地区での紛争のエスカレートに懸念を示し、民間人や民間施設を標的にしたあらゆる攻撃を強く非難しています。そして、当事者に対し、自制をし、国際法、国連憲章を順守するとともに、無条件で人質を釈放し、停戦を直ちに実施し、人道支援物資の供給を確保するよう呼びかけました。また、「二国家共存」の解決策を支持し、国連パレスチナ難民救済事業機関の中核的な役割を支持するとしています。