カイン大臣(左から2番目) |
コロンビア政府の主催により行われた気候変動問題への対応を議論するこのサミットは「持続可能なトランスフォーメーションのためのパートナー・生命とグリーン成長のための行動」をテーマにし、生物多様性、エネルギー転換と持続可能な都市といった3つの課題が取り上げられました。サミットでベトナムはコロンビアから第4回サミットの主催国ポストを引き継ぎました。席上、ダン・クォク・カイン大臣は「第4回サミットで食糧の安全保障と貧困解消、国境を超える水資源の持続可能な管理・使用、早期警戒システムの設立と運用、気候変動の監視、カーボンニュートラルの目標を達成するための金融調達、公正なエネルギー移行、低炭素スマート農業や循環経済の開発を含むP4G諸国の優先課題を主要議題として取り上げる」と明らかにしました。
なお、P4Gがデンマーク政府の提唱により、2017年に設立されました。P4Gは、国連の持続可能な開発目標や2015年の気候変動パリ協定の実現を目指し、包摂的で衡平、持続可能な経済成長のための革新的な官民連携の場を作るもので、チリ、デンマーク、エチオピア、ケニア、韓国、メキシコ、ベトナムの各国政府の主導のもと、企業や国際市民組織らも加わり、あらゆる主体が協調して行動することを目指すとしています。