写真提供:ASEAN事務局 |
そのうえで、ベトナムは両国に対し、最大限の自制を保ち、武力を行使せず、すでに達した合意を十分に履行し、国際法、国連憲章、ASEAN憲章、そして東南アジア友好協力条約(TAC)に沿って、平和的手段で問題を解決するよう呼びかけ、早期の停戦合意の実現に期待を表明しました。
また、ベトナムは、ASEAN各国と緊密に連携し、ASEANが有する仲介や調停のメカニズムを含む適切な取り組みを進め、カンボジアとタイが早期に和平を回復し、関係を安定させるため、引き続き積極的に支援する考えを示しました。
会議後に出されたASEAN議長声明では、カンボジアとタイが停戦に向けた協議を再開し、24日に合同国境委員会を開催することが確認されました。
一方、同日、タイのシハサック外相は、マレーシアでの協議を受け、今週中に、カンボジアと国境での軍事衝突の終結に向けた追加協議を行うことで一致したと明らかにしました。協議はカンボジア側の提案に基づき、24日に開かれる予定の合同国境委員会の枠組みで実施され、両国の国防当局者が参加する見通しだとしています。