記念式典

26日午後、クアンチ省で、ベトナム共産党中央対外委員会や、外務省、クアンチ省人民委員会などの共催により、キューバのフィデル・カストロ議長によるベトナムのクアンチ解放区訪問50周年記念式典が行われ、ベトナム公式訪問中のキューバのエステバン・ラソ・エルナンデス人民権力全国議会議長らが出席しました。

1973年9月、フィデル・カストロ議長は独立と自由のためのベトナム国民の勇敢な闘いや、ベトナム国民の頑強不屈な精神を目撃することを目指し、ベトナムのクアンチ解放区を訪問しました。当時、フィデル・カストロ議長はベトナムを訪問する最初かつ唯一の外国の指導者となりました。訪問の際に、フィデル・カストロ議長は、「ベトナムのために、キューバは自らの血も捧

式典で発言に立ったマイ委員長

げる用意がある」と強調しました。

記念式典で、エステバン・ラソ・エルナンデス議長は、「この訪問はベトナムとキューバとの特別な兄弟関係のシンボルとみられている」と語り、この訪問の歴史的な意義を強調しました。

一方、ベトナム共産党中央組織委員会のチュオン・ティ・マイ委員長は、「フィデル・カストロ議長によるベトナム訪問は両国間の特別な関係を再確認するものである。この関係は歴史の多くの浮き沈みを経て、絶え間なく強化されている。キューバは常に、ベトナムを支持する運動の先頭に立っている」と強調するとともに、「今後も、両国関係が着実に発展していくであろう」との確信を表明しました。マイ委員長は次のように語りました。

クアンチ省を訪問中のエルナンデス議長

（テープ）  
「ベトナムは常に、キューバを含めベトナムと伝統的友好関係を結ぶ各国との協力を重視しています。また、今後も、『独立・自主・平和・友好・協力・発展・国際関係の多角化と多様化』という全方位外交政策を堅持していきます。ベトナムは各国の信頼に足る相手・友人でありながら、国際社会の積極的な一員です」
同日、ベトナム公式訪問中のエステバン・ラソ・エルナンデス議長とキューバ代表団はクアンチ省内の史跡地区を訪れ、クアンチ省の省都ドンハ市にあるフィデル公園を訪れ、花輪を捧げたほか、両国関係に関する展覧会を見学しました。