ハイチ暫定評議会＝AFP/TTXVN

評議会は9人で構成され、うち7人が投票権を持っています。カリブ共同体（CARICOM）の支援を受けて設立され、新しい首相と内閣を任命する責任を負っています。2026年2月7日までに次期大統領が就任する予定ですが、それまでの間、一部の大統領権限も行使されます。

先週、元首相のアンリ氏が評議会の発足に伴い辞任し、ボワベール元財務相が暫定の首相を務めていました。

ハイチでは、新しい首相と内閣の任命、首都ポルトープランスの治安回復に向けた多国籍部隊の受け入れ、長期にわたる懸案事項である選挙の実施など課題が山積しています。

一方で、ギャングらは交渉のテーブルに着く資格があると主張しています。ギャングのリーダーの一人は最近、CNNに対し、交渉が行われなければ他の手段を試すつもりだと語りました。

このリーダーは、ギャングたちはこれまでと何も変わらない評議会に反対しており、年老いた政治家は去るべき時が来たと述べ、この見方はハイチの多くの人々と同じだと付け加えました。

ポルトープランスでは2月以降、ギャングによる襲撃によって国際空港と港が機能を停止しています。食料と支援物資の重要な供給が途絶え、外国人は同国から避難しています。

国連によりますと、同国では約500万人が深刻な食料不足に直面しています。（CNN.co.jp）